会見に出席した前田日明スーパーバイザーはまず、宇野と須藤の負傷欠場を発表。宇野は6月の上旬に頸椎をネンザしたために、高校生の頃からの持病が再発。右手が痺れている状態だという。会見に出席した宇野は、「自分をもう一回り強くするものだと思って、次回の『HERO'S』まで治して練習しますんで、もうちょっと待っててください」とコメント。また、販売済みの「宇野薫応援シート」を購入した人を対象に、宇野と直接触れ合って記念品を受け取るブースが設置されることも併せて発表された。

 一方、以前より自身の公式HPでケガによる欠場を公表していた須藤も、左ヒザの靱帯損傷のため、トーナメント1回戦の欠場が正式に決定。

 会見に出席した前田日明スーパーバイザーは、「山本KID、須藤元気、宇野薫の3選手の対決こそが今回のトーナメント開催の最大の要因。須藤、宇野抜きでは王者は決められない」とし、9月の準々決勝に特別シード枠を設け、その時点での病状の回復次第で、須藤、宇野の両者を、シード枠として準々決勝から参戦させる可能性があることを発表した。

 また、1回戦でイアン・シャファーと闘う予定だった山本KIDもシードされることとなり、これに伴って山本KIDvsイアン・シャファーはスーパーファイトに変更。ただし、山本KIDは「トーナメントでやりたい」との本人の意向があるため、シードされるかはまだ流動的だという。

 残りのトーナメント1回戦のカードは、先日、ZERO-ONE MAX所属選手になったばかりの村浜武洋と“小さなミルコ”レミギウス・モリカビュチスの試合と、そのやんちゃな雰囲気に前田もベタ惚れの高谷裕之と修斗ヨーロッパ最強の呼び声が高いヤニ・ラックスの試合の2カードに決定。

 この2カードに、先日発表された、宮田和幸vsアースラン・マゴメドフ、吉田幸治vsホイラー・グレイシー、所英男vsアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラの3カードと合わせて、開幕戦は計5カードが行われることとなった。
 


会見にはトーナメントでヤニ・ラックスとの対戦が決まった高谷とスーパーファイトに出場する5選手が出席



欠場が決まった宇野はファンにメッセージを送った。



今大会唯一の日本人対決は菊地vs井上の修斗vsパンクラスの現役王者対決


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