相手の吉田が柔道出身となると、ホイラーも燃えているはずだ

 他の外国人選手に先駆けて早めに来日したホイラーは「体調は非常にいい」と語り、調整が順調に進んでいることをアピール。トーナメント優勝の自信を聞かれると、「優勝は結果ですので、それまでの過程でどれだけの努力をするかが重要です。もちろん、決勝戦に進めば自分は勝つという自信はあります」と控えめながらも自信をのぞかせた。

 さらにトーナメント参戦の真意を聞かれると、「どんな試合でも闘いはチャレンジです。トーナメントとなればなおさらチャレンジのハードルは高くなります」と、未だ闘争心は衰えぬ様子。

公開スパーではいきなり縄跳びを披露!

 対戦相手の吉田幸治については今回が総合デビューということもあり、「情報があまり手元に届いていないのが唯一の心配の種」と言いつつも、「素晴らしい左のパンチを持っていて、柔道に関してもなんらかの知識を持っているらしい。1回戦だが、決勝戦という意気込みで試合をします」とルーキー相手にも警戒は怠りない。

 また、一族のホジャー・グレイシーが、先頃行われたアブダビ・コンバットで2階級制覇したことで、刺激を受けたかと聞かれると、「ホジャーが勝ったことは誇りに思っています。彼の出現でグレイシーが30年から40年続くと確信しました。彼は20年から30年はトップに君臨するでしょう」とコメント。グレイシー一族の世代交代もささやかれる中、ホジャーの活躍にさらなる刺激を受けた様子だ。

前回の須藤戦では打撃で負けているだけに、打撃のチェックも入念に行った

 昨年、『ROMANEX』で敗れた須藤元気についてコメントを求められた時、「須藤はいい選手。(対戦は)最後の最後に取っておきたい」と語ったように決勝戦に出る気は満々。

 会見後の公開練習では、縄跳びや打撃練習、寝技のスパーリングを披露。「グレイシーの名を背負っているし、自分がやってきたことを含めて、自分がどこの出身なのか証明しなければならない」とグレイシー一族の誇りを背負って、ホイラー・グレイシーは7・6人類最激戦区トーナメントのリングに立つ!


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