まず、公開練習前に報道陣との質疑応答に応じた宮田。フリーの身で所属するジムがないので、ボクシングジムや慧舟會をはじめ、様々なジムを渡り歩いて練習しているとのこと。このような練習の成果は着実に身に付いており、今では「修斗や柔術のトップクラスとスパーリングしても関節を取られることは100%ない」という状態にまで成長しているらしい。防御に関しては鉄壁と言っていいほどの技術を身に付けた宮田だが、肝心なのはやはり攻め。これに関しては、「必勝パターンは3種類持っている。勝負は下(グラウンド)」とこちらも準備は万全だ。

 公開練習では様々なグラウンドでの関節技を披露。慣れ親しんだレスリングのグラウンド技術を生かし、関節技をスパーリングパートナーに次々と極めていった。と、その時であった! 宮田は流れの中で、相手の腕を足で絡めて、自分の腕で相手の頭部をロックするという恐るべき関節技を披露した。これこそ、須藤戦に向けて密かに宮田が開発していた恐怖の新技“ミヤタ・ロック”である。この技の名付け親である『HERO'S』の広報氏も「レスリング出身者だけが使いこなせる独特の技。宮田選手の身体能力がないとできない」と顔を真っ青にしながらの説明だ。

 また、スパーリング中に、たまたま練習に訪れた対戦相手の須藤元気とニアミスする場面があり、関係者から練習の中断を促された宮田だったが、「隠す物は何もないから」と一蹴。敵の前で黙々とスパーリングをこなしてみせた。

 総合格闘技に転向してからわずか1年。しかし、宮田は「負けているのは経験だけ」と、新技“ミヤタ・ロック”を引っ提げて大物食いに挑む!■





次々と得意の関節技を披露する宮田。須藤から一本奪えるか?



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