突然、カメラマンを襲ったホイラーは、寿司が大好き。好きな寿司ネタはサーモンとツナとマグロ、そしてみそ汁も好きらしい
 時差ボケをとるために、先週の月曜日に来日したホイラーは、大森のゴールドジムやグレイシー・ジャパンなどで、基本的なトレーニングからウェイト・トレーニング、ボクシング・トレーニングなど、普段と変わらぬ練習メニューをこなしていた。
 報道陣から対戦相手となる山本KIDの印象を聞かれると、「私は選手なら誰でもリスペクトしている。彼のことも尊敬しているし、とても強い選手だと思っている」と語るも、「彼は若いので、ミスを犯すかもしれない。その瞬間に有効な攻撃をすればいい。そういったことをするだけの経験が私にはある」と、経験に裏打ちされた自信を漲らせた。
 確かに、ホイラーは海千山千の猛者。来日してからも、得意の寝技は公開することはなく、「勝ちたいと思っているので、寝技は公開しなかった。それをすると、試合を見に来てもらう意味がなくなる。自分にとっては大事なもの」と不気味さを漂わせた。早めの来日によって、大好きな寿司も堪能済み。英気を養い、万全の状態で当日を迎えることだろう。

リトアニアでは前回の試合が雑誌や新聞で大きく取り上げられたというレミギウス。テレビでもダイジェスト版が放送されたらしい

 また、前回の村浜戦の勝利で、一躍母国リトアニアで人気者になったレミギウスも万全のコンディションで来日。減量も気にすることなく、こちらも日本に来てから寿司を堪能したようだ。
 対戦する高谷裕之の印象について質問されると、「重いパンチを持っている。相手によって戦略を考えることができる。本物の戦士だと思う」と高く評価。共に打撃を得意とすることから打撃戦が予想されるが、「立ち技のままいくのか正確には分からない。その時に皆さんが見てくると思う」と報道陣を煙に巻いた。
 須藤元気と宮田和幸のどちらが上がってくると思うかという質問に対して、「須藤元気さんが上がってくると思う」と予想。さらに決勝戦で闘いたい相手を聞かれると、以前から大好きだと公言している山本KIDと、ZSTの盟友・所英男の名前を挙げた。


あくまでも自然体で試合に臨むという宇野薫
 一方、ケガからの復帰第1戦がこのトーナメントになる宇野薫も、体調の万全さをアピール。ケガをしたとはいえ、普段と変わらぬメニューをこなしてきたようだ。まずは準決勝戦で所と対戦することになるが、「アグレッシブに動く選手。勢いがあるとかではなくて、ノゲイラに勝ったので強い選手」と評価。準決勝や決勝のことは考えず、まずは所戦突破を目指して、全力を傾ける構えだ。■


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