当日の行われる試合は、既に発表されているトーナメントの6試合と、スーパーファイト3試合、リザーブファイト1試合に加え、オープニングファイトとして、山本篤(KILLER BEE)vs戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)の一戦が発表された。
 会見にはまず、ファイ・ファラモエ、中尾芳広、國奥麒樹真、菊地昭、大山峻護、サム・グレコ、朴光哲、エルメス・フランカのスーパーファイト&リザーブファイトに出場する8選手が登場し、それぞれが意気込みをコメント。
 その後、今大会の目玉となるミドル級トーナメントに出場する、宮田和幸、須藤元気、高谷裕之、レミギウス・モリカビュチス、山本“KID”徳郁、ホイラー・グレイシー、所英男、宇野薫、そして前田日明スーパーバイザーと信国一朗氏(株式会社TBSテレビ事業本部事業局長)が登場。信国氏と前田スーパーバイザーが挨拶をし、出場選手それぞれが意気込みを語り、報道陣による質疑応答がなされた。
 前田スーパーバイザーは、「台風が準決勝当日に直撃するんじゃないかと言われているが、台風の中で歴史に残る準決勝が争われることを楽しみにしています」と挨拶。「日本の国は格闘技の分野で、世界的に上位で知られています。アマチュアレスリングや柔道で例えると、金が獲れないと言われた時でも、60〜70キロ級は銅は獲れていたぐらい、粒ぞろいでレベルの高い分野。ブラジリアン柔術の出現で、日本人が勝てないと言われましたが、日本人の特性でもある研究熱心さで、闘えるファイターも出てきた。日本人を中心にして世界中のファイターと、黄金のミドル級を再現するのに相応しい大会だと思います」と、あらためて総合格闘技による“黄金のミドル級”の再現に期待を寄せた。
 大会開幕前には、日本人全員が開幕戦で全滅するのではないかとの危惧を抱いていた前田日明だったが、その予想に反して、準々決勝に残った日本人はシード枠の2人を加えて6人。「今までほんとんどなかった日本人トップ同士の試合。素晴らしいテクニック、スピード、パワー、日本人の良さを全面に出して激突する、格闘技の良さを全面に出すような素晴らしい大会を期待する」と、日本人選手の健闘を祈った。
 「期待」という言葉が何度も口から飛び出すほど、前田の今大会への期待度は半端ではない。「今後、日本、そして世界の総合格闘技の歴史に刻まれて、語り継がれるよう頑張ってほしい」とのコメントは、長年総合格闘技に関わってきた人間として、感無量といったところだろう。これは、「世界一が決まる瞬間に立ち会えるのは光栄であり、長く関わってきた者として満足感もあります」との言葉からも伺える。
 しかし、会見後の囲み取材で勝ち上がる人間について聞かれると、「みんな上手い具合に一長一短あるから分からない。誰もが予想する選手じゃなくて、伏兵がシンデレラや彗星のように出てきて、時代を作るのが面白い」と伏兵の出現を期待。「宮田や所、レミギウス」の名を挙げたが、「そう簡単にいかない。誰が勝っても面白い」と、全く予想が付かないようだ。
 また、この日の会見では、大晦日の12月31日に大阪ドームで『K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!』の開催が発表され、この大会で、トーナメントの決勝戦が行われることも正式に発表された。果たして、大晦日、大阪ドームに辿り着くのは一体誰だ!?■









☆ミドル級トーナメント出場選手コメント

☆スーパーファイト&リザーブファイト出場選手コメント

☆全対戦カード

☆公開計量の模様

☆当日券発売情報



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