会見に出席したのは、ミドル級トーナメントの決勝戦で激突する山本“KID”徳郁と須藤元気、そして『HERO'S』実行委員会のメンバーでもある、谷川貞治K-1イベントプロデューサーの3人。まず、谷川プロデューサーは、「外国人天下の中で、ベスト4が全員日本人。そして、元気選手とKID選手という気が付けば、本命の2人が上がってきて、主催者として嬉しく思います。年末は奇抜なカードを期待しているかもしれませんが、中量級が盛り上がっているので、KIDvs元気を主軸としてやりたいです」と大晦日に開催される『Dynamite!!』のメインイベントの候補として考えていることを明らかにした。

谷川K-1イベントプロデューサーも2人への期待は大きい
 谷川プロデューサーが主催者として大いに期待を寄せるこの決勝戦。それならば、闘う当事者の2人の意気込みも半端ではない。須藤は、「昨日の勝ちは忘れて、勝って兜の緒を締める。志を持続して、年末に繋げる」とコメントし、気の緩みのないことをアピールすれば、KIDは「昨日はうちのジムの連中もみんな勝ったので、みんな盛り上がって、俺も盛り上がっていきたい」と、昨日の『KILLER BEE』勢全勝の勢いをそのまま大晦日まで持ち込むつもりだ。

 報道陣からの質問でお互いの印象をあらためて聞かれると、KIDは「自分にとってはやりやすい選手。俺もトリッキーだから、タイミングが分かる」とコメントすれば、「KIDさんもトリッキーだし、似ているところがあるかなと。逆に僕も分かる部分があるんで」と早くも火花を散らす両者。大晦日の大舞台で、初代ミドル級王者に輝くのはKIDか? それとも須藤か?■




視聴率について聞かれると、「僕はあまり意識しない」と答えた須藤に対して、KIDは「年末もっといい数字を出したい」とコメント。こちらも対照的だ

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