会見に出席した前田日明スーパーバイザーは、昨日の大会の感想を述べる前に、「ご報告があります」と興奮した様子で、『HERO'S』の韓国進出を発表。日時は11月の5日か6日で調整中とのことで、場所は今年3月にK-1韓国大会が開催されたのと同じ、ソウルのオリンピック体操競技場での開催となる。参戦予定選手も内定。秋山成勲、キム・ミンス、金原弘光、山本宜久、宮田和幸、中尾芳広の6選手の名前が今のところ挙がっている。

 また、韓国ではK-1MAXの選手発掘を目的とした、中量級の立ち技の大会の開催も検討されており、『HERO'S』韓国大会と同日に、昼夜のダブルヘッダー開催のプランも浮上中だ。

 昨日の大会を「熱戦に次ぐ熱戦。関係者ながら、手に汗握る試合が多かった」と興奮しながら語った前田スーパーバイザー。その興奮をそのまま、韓国へ輸出する腹づもりだ。■

前田日明の大会総括

「熱戦に次ぐ熱戦。関係者ながら、手に汗握る試合が多かった。特に宮田君の頑張り。組むと元気君も手こずるようなのはさすがだった。レミギウスとやった高谷は、ハイがモロに入ったり、パンチが入ったりしたが、倒れずに逆にスタンディング・ダウンに持ち込んだのは、ケンカ番長と言われるガッツの一端を見たような気がする。所の驚くところは結構不器用で、練習ではできないんだけど、試合ではできるというところ。もう一磨き、二磨きすれば『HERO'S』の一翼を担えるファイターになれるんじゃないか? 山本君のショートフックの使い方自分が見て、反則じゃないかと思うぐらい凄い。ホイラーへのフィニッシュのパンチは一朝一夕できるものじゃない。天才を感じた。宇野君は試合直後の爽やかさと崇高な気概に感動した。来年は80キロ、90キロ、スーパーヘビーでトーナメントを考えている。ミドル級の初代チャンピオンには来年、防衛戦をドンドンやってもらう。個人的な希望としては、第1回の防衛戦は宇野君とやってもらいたい」


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