──試合まで、あと一週間となりました。まず体調はどうですか?
 疲れてるのは疲れてるんですけど、良い具合に疲れてます。今回は前回から試合までの期間が短かいので、追い込むような練習はしてないですけど、その延長でずっと練習してるって感じですね。
──相手のガブリエル・リムレイの情報は入りましたか?
 身長が179cmで高いですね。アメリカ人で、今4連勝中だって話なんで、勢いはあるんだろうなって。
──ビデオは手に入りました?
 まぁ、まだちょっと、取り寄せてもらってるんで、手に入ればいいんですけど、なきゃないで「ま、いっか」って感じですね。あったらあったで助かりますけど。
──今までも相手の情報ない中で試合したりしてますもんね。
 そうですね、そういうのは初めてじゃないんで、普段やってることを信じてやるだけなんで、ハイ。
──じゃあ、特別な練習はやってないですか?
 ちょっとウェイトを多めにやってますね。体重を上げたいんですよ、普段は67kgくらいしかないので。絞って70kgになるのがベストだから、いっぱい食って増やしてます。
──いっぱい食べてますか?
 そうですね、ようやく涼しくなっていっぱい食べられるようになりましたね。暑くて食べられなかったんで。いっぱい食べて、よく寝てます。
──ご飯は自分で作って食べてます?
 ん〜、最近はあんましてないッスね。
──じゃあ、もっぱらコンビニ弁当で?
 いや、最近はファミレスに…。
──おおぅ!? ファンの期待を裏切って?
 えぇ、レベルが上がってしまって(笑)。

──次の試合で狙ってる技とかあります?
 前回、前田さんに教えてもらった技で出せなかったのがあるんで、そういう技を出せればいいなって思ってます。アームロックにしても極められるようにとか、試合で出してない技もあるんで、ハイ。
──そういえば、サンボの最高師範が伝授してくれた技っていうのがありましたよね?
 あぁ、はい、引き続き練習してますね。
──磨きがかかりました?
 はぁ、かかってればいいんですけど。前回の宇野戦はできなかったことだらけだったんで、今回はそういうの一個でも出せれば……、や、やります(笑)。前田さんに教えてもらったヤツを、なるべく…。
──それは関節技?
 はい、関節技と打撃と。
──期待してますよ〜。前田さんとはお話しする機会はあったんですか?
 はい、最近、電話いただいてご飯に誘ってもらって、そこで試合のアドバイスをいただいたりしてますね。前回、試合で出せなかったことを、ちゃんと練習しておくようにって。
──これから試合までの一週間、どうやって過ごすつもりですか?
 (練習を)追い込んでないんで、ギリギリまでやってみようかなって。いろんな調整の仕方を試してみます。
──ギリギリまでやって大丈夫ですか?
 いや、わっかんないですけど(笑)、いろいろ試しながらやろうかと。
──でも、当日の試合で爆発できれば万事オッケーですよね。
 はい、できればいいんですけど、でも今回はMAXっていう雰囲気が違う大会なんで、それに呑まれないように…。でも相手はもっと呑まれると思うんで、その点は有利かなって。やっぱり、いきなり異国に連れて来られて人前で試合しなきゃいけないなんて、そうとう大変だと思うんで、かなり有利ですね〜。
──じゃあ次はかなりいろんな技ができそうですね?
 なるべく早く試合は終わらせたいですけど、ハイ。1R目から全力でガンガン行きます。

──10・12 MAXが終わってからのことは考えてます?
 11月の23日に『ZST』の3周年記念大会があるんで、出ないワケにはいかないんで…。そこで、良い試合できればいいですけど。
──遂にホームグラウンドに凱旋ですね。それは『ZST』のファンの方々も喜びますよ。その後は、例えば『Dynamite!!』出場とかも狙っていきますか?
 はい、今回のMAXはそのために出るようなものなので、『Dynamite!!』に出場できるようアピールしたいですね。
──あと、『Dynamite!!』といえば、須藤元気VS山本“KID”徳郁の決勝戦が行われます。この試合はどう予想されますか?
 そ〜〜〜、そうっすね、僕が言っていいものかどうかって感じですけど、KID選手の打撃対、須藤選手の寝技だと思うんですけど、KID選手も寝技できるし、須藤選手も打撃できるんで、ホント、想像を絶するレベルの高い試合になると思います。……まぁ、当たり障りのないコメントですけど(笑)。
──で、どっちが勝つかは?
 そ、それは言えないですけど(笑)、闘いたいのは須藤選手です。
──前から公言してますよね。じゃあ、須藤選手が勝ったらベルトに挑戦したい?
 それはもちろん、そういうチャンスがもらえるように、また一から頑張ります。
──KID選手は?
 やれたら光栄ですけど、でもあんまりやりたくないですよね。強いっていうか、危ないですよね。普段の私生活は分かんないですけど、記者会見でもオーラが違うんですよ、KID選手と高谷選手は。
──そうですか(笑)。では、最後にメッセージを!
 K-1 MAXで前田イズムを見せたいと思います。応援よろしくお願いします!
──はい、ありがとうございます。試合がんばってください。■







1R3分で、交代交代でのべ10人以上の選手とスパーリングをこなした。果たして、前田スーパーバイザーやサンボの最高師範から伝授された技はリムレイ戦で飛び出すのか?



今年の8月20日にロシアのエカテリンブルクで開催されたリングス・エカテリンブルク大会のタオル。同大会には前田スーパーバイザーも視察に訪れている



夜21:00という遅い時間帯から充実した練習をこなした


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