今年5月以来の凱旋試合となった所は、メインイベントに登場。昨年の3月にZSTのグラップリング(打撃なしの組み技)トーナメントを勝ち抜き獲得した、GT-Fベルトのタイトルマッチを行った。ZST旗揚げ3周年記念興行となった今回の『ZST8』を、見事に締めくくることができるのか?
対戦相手はジェイソン・ラインハートというレスリング系の選手。序盤から積極果敢に攻め込む所だが、ラインハートもレスリング仕込みのタックルでテイクダウンを仕掛けてくる。しかし、2度目のタックルを仕掛けてきた時に、すかさずヒールホールドに捕らえた所は、そのままヒザ十字固めに移行し、1R2分27秒で鮮やかな勝利を飾った。この見事な一本勝ちには、リングサイドで見ていた前田日明スーパーバイザーもご満悦。試合後、「来年は『HERO'S』の70キロ級のベルトに挑戦できる」と太鼓判を押した。
所自身は試合について、「もっとZSTらしい試合を見せたかった」と反省の弁。しかし、出場が予定されている『Dynamite!!』についての質問が飛ぶと、「お祭りなんで正直誰でもいい。とりあえず、K-1さんと前田さんとZSTさんが決めてくれれば2つ返事でやります。出るからには最高の試合を見せたい。最強は僕には難しいけど、最高なら見せられる。ZSTはそういう大会だし、そういうスタイルで育ってきた」と、自身が育ったZSTへの恩返しも含めて、大晦日の大舞台で最高の試合を見せることを宣言した。
気になる対戦相手はまだ選定中のようだが、以前名前を出したボブ・サップについても「その気持ちは変わらないです」と、規格外のヘビー級選手との対戦も受けて立つ構え。ZSTの上原広報も「期待通りの試合をやってくれると思う」と期待を寄せた。
今年、最もブレイクした格闘家の1人となった所は、全国のお茶の間が注目する大晦日の大舞台でさらなる飛躍を遂げることができるのか?■
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メーンイベント/GT-F選手権試合
GT-F(グラップリング)ルール5分2R+3分1R
1R2分27秒、ヒザ十字固め
○
[王者]
所英男
(リバーサル)
vs
×
[挑戦者]
ジェイソン・ラインハート
(米国)
セミファイナル/フェザー級シングルマッチ
ZSTルール5分2R+3分1R
2R0分44秒、三角絞め
○
大石真丈
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
vs
×
奥出雅之
(ゴールドジムサウス東京)
第4試合 フェザー級シングルマッチ
ZSTルール5分2R+3分1R
1R4分11秒、腕ひしぎ十字固め
○
勝村周一朗
(勝村道場)
vs
×
キット・キウ
(米国)
第3試合/ライト級シングルマッチ
ZSTルール5分2R
2R2分47秒、アームロック
○
佐東伸哉
(P's LAB東京)
vs
×
金原正徳
(総合格闘技 武蔵村山道場)
第2試合/クルーザー級シングルマッチ
ZSTルール5分2R
2Rドロー
△
渡辺悠太
(Aスクエア)
vs
△
大類宗次朗
(SKアブソリュート)
第1試合/フェザー級シングルマッチ
ZSTルール5分2R
2Rドロー
△
川名蘭輝
(ロデオスタイル)
vs
△
小澤健一
(パレストラ八王子)
足関節で勝つのは久しぶりとこのこと。鮮やかに極まった
今回は3周年記念大会のメインということで、プレッシャーで眠れない夜が多かったらしい
ZSTガールと並んでご満悦の表情だ
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