2005年3月26日に旗揚げした総合格闘技イベント『HERO'S』。その後、7月、9月、11月と、4つの興行を開催してきた『HERO'S』シリーズだが、今年一発目となる3・15『HERO'S』の見所を紹介する前に、まずは昨年を振り返ってみよう。

 まず、さいたまスーパーアリーナで行った旗揚げ大会『HERO'S』(2006・3・26)。“中量級のHEROを生み出せ”をテーマに、宮田VSシャファー、宇野VSハンセン、元気VSラモン・デッカー戦などの注目カードが並んだ。とくに試合終了12秒前に戦慄のKO負けをしてしまった宇野薫の試合は、多くのファンの心に残ったことだろう。

 続く『Sammy Presents HERO'S 2005 〜ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦〜』(2006・7・6)では、多くのファンが待ち望んだミドル級トーナメントが遂に開幕! 世界に名だたる70kg級最強のファイターが一同に介し、数々の名勝負が生まれた。中でも、A・フランカ・ノゲイラから大金星を挙げた所英男の試合は、記憶に新しいところだ。『HERO'S』リング初登場となったKIDはメインイベントでイアン・シャファーに圧勝。また高谷、宮田ら日本人ファイターの活躍も目立った。

 有明コロシアムで開催された『Sammy Presents HERO'S 2005 〜ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝〜』(2006・9・7)では、元気VS宮田、レミギウスVS高谷、ホイラーVS KID、宇野VS所という夢の組み合わせが実現し、トーナメント準々決勝が行われた。熱戦に次ぐ熱戦の結果、決勝戦のチケットを勝ち取ったのはなんと元気とKID。大晦日の大舞台『Dynamite!!』で両者が遂に激突することが決定した。

 シリーズ初の海外大会『HERO'S in SEOUL』(韓国/2006・11・5)では、ねばり強い韓国ファイターの前に日本&世界勢が苦戦を強いられる場面もあり、見応えのある大会となった。メインでは韓国と日本の国旗を背負った秋山成勲が登場し、奥田正勝からキッチリKO勝ちを収めた。

 そして大晦日の『Dynamite!!』では、『HERO'S』ミドル級最強王者決定トーナメント決勝戦となる元気VS KID戦がメインイベントで行われ、日本中のファンが見守る中、初代王者の栄冠は山本“KID”徳郁の手に! K-1 WORLD MAXと同じ70kgという階級で誕生した『HERO'S』が、『Dynamite!!』のメインカードを生み、さらにはKID、元気、宇野、高谷、宮田、そしてなんといっても所英男という“HERO”を生んだ2005年となった。

 そして迎えた2006年も、ミドル級王者・KIDを中心に回っていくことは間違いなさそうだが、今年から新たに新設されるライトヘビー級(85kg)では、秋山や永田克彦、ホイス・グレイシー、B.J.ペンらの活躍も期待される。さらにヘビーの階級では、昨年も大暴れしたボブ・サップをはじめ、バンナやレイ・セフォーらK-1勢も参戦するのか楽しみなところ。3・15『HERO'S』では、これらの階級からワンマッチが10試合程度組まれる予定だ。

 なお、ぎっくり腰とヘルニアを併発して大晦日参戦を見送った秋山だが、順調に快方に向かっているらしく、回復状況によっては3・15で復帰も有り得るだろう。また、須藤元気に敗れた宮田は、課題である打撃を強化するため現在タイで特訓に励んでいる。2005年のMVP・所英男は、ホームリングである『ZST』(2月18日/ディファ有明)での試合を控えているものの、ケガさえなければ3・15『HERO'S』出撃も可能だ。その他、宇野、永田、上山ら豪華なメンバーも出場予定に名を連ねており、今年一発目の3・15『HERO'S』も昨年以上に見所満載の大会となること間違いなしだ!

 そんな今大会のチケットデジタル先行発売は、2月2日(木)朝10時スタート! 今年もますます加速する“HERO”たちの闘いぶりを、ぜひライブで体感しよう!■

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3・26旗揚げ大会の閉会式にて。
『HERO'S』のすべてはここからはじまった


7・6ノゲイラ戦で一躍“HERO”に躍り出た所英男。今年もさらなる活躍に期待★

ミドル級トーナメント準決勝の宇野VS KID戦。会場もひじょうに盛り上がった

須藤元気の緻密な戦略の前に敗れた宮田。今年は巻き返すことができるか?


ミドル級初代王者のベルトを遂にGETした山本“KID”徳郁。2006年もKIDから目が離せない!!

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