3月14日、新高輪プリンスホテル/『Sammy Presents HERO'S 2006』前日会見

 最後まで、石澤常光はケンドー・カシンのマスクをかぶったままだった。明日の開催となったHERO'Sは、前日の計量と全選手が揃った記者会見を実施。まず計量が午前中に行なわれ、このときも石澤はマスクで登場した。名前を呼ばれると、敬礼ポーズで返事をして、計量器の上へ。スパッツ姿になるが、マスクは最後まで脱がなかった。秋山は少し離れて計量器の針をながめていたが、マスクの下の表情が読めずに、戸惑っているのは明らか。この陽動作戦に対して、イライラしていた可能性もある。

 続く記者会見では、またしても石澤はマスクを脱がずに現れた。試合当日も、彼がマスクをつけたまま闘う可能性もあり、これについて秋山は「まだ話の段階で決まっていない(認めていない)。でもマスクをしてきたら、どういう闘い方をするのか考えています」と牽制球を投げた。

 石澤は前日と同じように「すべて谷川さんに一任します」の一点張り。谷川プロデューサーは「あとで相談しましょう」とコメントした。だが前田日明スーパーバイザーは「やめた方がいい。マウスピースの問題もあるからね」と反対する。たしかに安全面を考慮すれば、視界が限られるマスクは危険性が高くなる。はたして石澤は、マスクをかぶってリングへ上がるのだろうか!?

 また、今大会はHERO'Sミドル級王者・山本“KID”徳郁の首を誰が狙うのかもテーマの一つ。メイン・イベントには所英男と極真空手の池田祥規の試合が決定しており、その勝者が今後の展開を大きく左右してきそうだ。所は前回のZSTでの試合で、エリカス・ペトライティスに不覚を取っている。失地回復にかなりの気持ちで臨んでくるはずだ。

 前田スーパーバイザーは、「前回の試合は調整の失敗。今回は万全の調整をしてきたと思います。体重も1、2kgも上げて、パワーアップを図っている。空手対策に、いくつかの注意点をアドバイスした」と前面的にバックアップ。レミギウス・モリカビュチスとも練習をしているため、打撃対策は完璧だという。

 もちろん、所だけではなく、須藤元気が最有力候補になるのは間違いないが、宇野薫、宮田和幸らも名乗りを上げてくることが予想できる。なかでも前田スーパーバイザーは、「宇野君はKID君の相手として第一候補でしょう。前回の対戦は負けてしまいましたが、いい勝負をしていたからね」と期待をかける。

 なお、須藤とオーレ・ローセンの試合は、特別ルールとなることが発表された(詳細は別枠を参照)。

 また好評の今大会のチケットは、当日券売り場にて15時30分より全席種を発売することも決定。まだ手に入れていない方は、これが最後のチャンス。売り切れが予想されるため、早めにゲットしよう。■




試合順が決定! メインは所VS池田
>>『Sammy Presents HERO'S 2006』実施概要

チケット・デジタル先行発売本日開始!
>>5・3『Sammy Presents HERO'S 2006』

選手のコメントはこちら

第8試合 須藤元気VSオーレ・ローセン戦特別ルールについて

今大会では、第8試合のみHERO'S特別ルールとなっております。他の試合との違いは以下のとおりです。
(1)試合着に関して、通常のHERO'Sルールよりも許容範囲が広がっている点
(2)試合で着用するコスチュームや装具は大会前日までに競技委員により着用の許可を得る点
(3)ワセリンや滑り止めに関する項目で、顔面、頭髪部分へのワセリン、整髪料などの利用に関しては競技の妨げにならない範囲で使用が認められる点
(4)通常のルールよりも許容範囲の広がった試合着を着用した場合、その試合着での攻撃や、相手選手の視界を遮る行為、ロープやコーナーポストに着用し ている試合着を引っ掛ける、巻き付ける行為が反則行為となる点



マスクを着用したまま会見に出席した石澤常光

明日の試合では果たしてマスクは取るのか? 入場から見逃せない!!

メイン・イベントに抜擢された所英男。今度はどんな試合を見せてくれるのだろうか

極真空手の池田が、HERO'Sに初参戦。空手スピリッツがどこまで総合格闘技で通用するのか


いよいよ今年最初の『HERO'S』は明日ゴング! 激戦必至の全10試合を、ぜひ会場でご堪能あれ!


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