5月12日(現地時間)、Marriott Hotel/ボブ・サップ個別インタビュー

 5・13K-1オランダ大会で、アーネスト・ホーストのオランダ国内引退試合の相手を務めるボブ・サップが、あの男たちについて初めて口を開いた。あの男たちとは、HERO’Sへの参戦を表明したばかりの桜庭和志と、総合格闘技への挑戦を宣言したブロック・レスナーの二人だ。
 どちらも、HERO’Sのリングへ上がることになれば、サップと絡む可能性は高い。桜庭とサップは体格差があるために実現は微妙だが、レスナーは対戦相手候補に名前を挙げており、闘うことになれば、とくに全米での反響は大きいはず。まずサップは、桜庭についてこう語る。
「サクラバがHERO’Sに参戦すると聞いたが、とてもいいことだ。奴のナンバーは、“39”。だったら39歳になるまで、いい試合を続けてほしいね(桜庭は36歳)。奴は総合格闘技の経験が豊富で、素晴らしいファイター。いずれにしても、俺はホースト、ジェロムなど、K-1の伝説のファイターたちと闘ってきた。総合格闘技でも、伝説のファイターと今後は闘うことになるだろう。その一人が、サクラバということになるかもね」とサップは、桜庭にエールを送りつつ、リスペクトしていた。
 だが、試合の話題になると、とたんにトーンが変わる。サップは、すでに桜庭との試合も頭でシミュレーションができているようだ。
「もしもサクラバと闘ったら、俺はパワーボムで捻り潰してやるぜ。彼は、きっとモンゴリアンチョップを仕掛けてくるだろう。お互いの得意技が炸裂する面白い試合になるのは間違いない。まあそれでも俺が、ボールをドリブルするように、奴を軽がると転がしてやるだけだがな」とサップは高笑い。相手の力量を認めつつ、最後は自分が勝つことしか考えていないのだろう。
 そして、レスナーについては、もっと過激だ。
「フフフ。彼と闘っても、モンダイナーイ!! レスラーだから総合格闘技は問題ないんだろうが、立ち技のパンチはまだまだ赤ん坊だからね」と眼中にない様子。それどころか、「新しい選手がこっちへ来るときは、必ず、俺の名前を挙げやがる。ビーストへの挑戦は、とてもベタだぜ」と不敵な面構えで笑い飛ばした。
「まあ、レスナー、サクラバ、どちらが来ても、準備万端だ。ベストを尽くして、潰してやるぜ」と二人に対して警告するサップ。もしも対戦が実現すれば、とんでもない結末になるかもしれない。■

桜庭やブロック・レスナーのHERO’S参戦について、ボブ・サップがコメントした

5・13K-1オランダ大会では、アーネスト・ホーストと三度目の試合を行うサップ。彼を倒して、HERO’Sへ乗り込みたいところだろう

写真撮影でも引っ張りダコとなるなど、人気は相変わらず。なんとレミー・ボンヤスキーのセコンドまでもがボブとツーショット撮影

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