前田日明も認める打撃センスを持つメルヴィン・マヌーフが、5・13『FieLDS K-1 WORLD GP 2006 in AMSTERDAM』のEUROPE GPにエントリーし、初めてのK-1ルールに挑んだ。準々決勝の相手は日本の富平辰文。序盤こそ富平の蹴り技に翻弄されたものの、すぐに得意のパンチで持ち直し、最後は右フックで豪快なKO勝利を飾った。

 だが、試合後に左手の人差し指付け根をケガしていたことが発覚。残念ながら準決勝のイグナショフ戦は夢と消えてしまった。そんなマヌーフの試合後のコメントを紹介しよう。

「途中で棄権したことは凄く悔しいけど、初めてのK-1参戦で手応えを感じたし、これからも試合のオファーがあればやっていきたいね。でも現時点では総合ルールの試合のほうが興味はある。K-1のヘビー級でやるには自分は体格が小さいしね。今後はK-1とHERO'S、どちらにも参戦して、両方でチャンピオンを狙うよ!」

 K-1とHERO'Sの二冠へ向けて野望を燃やすマヌーフだが、気になるのはケガの様子だ。

「以前、反対側の手でも同様のケガをしたことがある。その時のドクターに診てもらって、全力で治すよ。8月5日にあるという『Sammy Presents HERO'S 2006』への参戦も、まだ時間があるしまったく大丈夫! また日本のファンが喜ぶような試合をするよ!」

 K-1参戦でますます打撃に自信をつけた様子のマヌーフ。8・5『Sammy Presents HERO'S 2006』で行われるライトヘビー級トーナメント(仮)も、このオランダのハードパンチャーが参戦すれば、ますます面白くなることは間違いない!■

K-1オランダ大会で初めてのK-1ルールに挑戦したマヌーフ。その表情は不敵にも見える
ジャパンのベテラン・富平相手にパンチで真っ向勝負! 場内も大いに沸いた

試合後はケガを見せて「悔しい!」を連発。しかし今後のK-1&HERO'Sリングでの活躍が楽しみだ

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