6・3K-1韓国大会のセーム・シュルト戦へ向けて、猛特訓中のチェ・ホンマン。母国での開催、しかも対戦相手が現王者とあって、かなり気合いが入っているようだ。そして、ホンマンに触発されたのか、リクルートのCM『フロム・エー』で競演した、“もう一人の鬼”アラン・カラエフも大きな勝負が待っている。

 谷川貞治・FEG代表によると、6月8日から10日まで中国の河南省で行われる散打の大会にアランが参戦するという。散打とは、打撃と投げが認められた中国の格闘技。リングではなく、舞台で闘い、倒したり投げればポイントとなり、落とせば勝ちとなる。漫画『ドラゴンボール』の天下一武道会と表現すれば、分かりやすい人もいるかもしれない。この大会は、中国で人気のある河南テレビが企画し、中国全土に衛星放送で流される。番組名は『武林風一世界拳王争覇賽』で、今回は中国VS世界の5対5マッチがメインとなっている。

 それぞれ階級は、60kg、70kg、75kg、80kg、ヘビー級の5つ。世界選抜チームとして、ヘビー級にエントリーされたのはアラン。これについて谷川代表は、「最初は、曙選手を予定していましたが、5月のドン・フライ戦で左第5指基節骨骨折、全治2〜3ヶ月と診断され、アラン選手に出てもらうことになりました」と補足した。ちなみに曙も参加することが決まっているが、小学生と相撲で対決することになっている。こちらも会場を沸かせそうだ。

 そして、80kg級には、散打世界王者のイランのホセイン・オジャギ。70kg級には、イズマエル・ゴンザレスがそれぞれ選ばれている。気になる日本からの参戦は、75kgの寒川直樹(バンゲリングベイ)、60kg級の植松大輔(チーム・ドラゴン)。彼らの闘いにも注目だ。

 なお、アランはヘビー級の試合だけではなく、100人抜き腕相撲大会にも参加する予定。腕相撲世界一の実力が、見事100人を撃破できるか、こちらも楽しみな対決となる。韓国でホンマンが暴れれば、今度は中国でもアランが大暴れ。そんな光景が見られるかもしれない。アジアでも鬼たちが、活躍することになるのだろうか!?■

アラン・カラエフが、散打に初挑戦。鬼パワーが炸裂するか!?
左足を痛めた曙は、相撲で小学生の相手を務める

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