――検査の結果、異常はなかったそうですが体調はいかがですか。
桜庭 もう大丈夫です。練習も普通にやっていますよ。
――大会1カ月前ですが、仕上がりは今何%くらいでしょうか。
桜庭 ……(ニコニコ)。
――え〜、で、では、前回の試合以来、お話をうかがうことが出来なかったので、まずは試合を振り返ってみてどうですか? ケスタティス選手に関しては……?
桜庭 ん〜、ほとんど覚えていないんですよね。半分くらい記憶が飛んじゃったので(笑)。
――意識が飛んでいたにもかかわらず、桜庭選手は試合に勝つことができました。これはブラジル特訓の成果でしょうか……?
桜庭 試合って、ほとんど覚えてないんですよね。それは殴られていなくても興奮しているから半分くらいは覚えてないです。あとでビデオを見て、そういえばこんな動きしていたな〜と思い出すくらいなんで。
――では、反省点は?
桜庭 もうちょっとガードを上げといたほうがいいかな、と。
――ガードの隙を狙われた、ということですか?
桜庭 それは向こうに聞いてみないと分からないですけど。
――HERO'S初登場となった前回、会場に新しい熱気を感じました。桜庭選手としては、新しい風を、という意識はありますか?
桜庭 ん? あんまり……そんな深いことは考えてないです。
――ファンからの大声援は聞こえていましたか。
桜庭 試合中は集中してるんで、あんまり聞こえないんですよね。でも時々、止まっている時には聞こえましたよ。
――セコンドも大きな声で指示していましたね。
桜庭 はい、それはちゃんと聞こえてました。
――実に8カ月ぶりの試合でしたが、勘は戻ってきましたか?
桜庭 はい、大丈夫です。いつも通りでした。“試合だ”って特別に考えるから、試合勘がなくなると思うんですよ。それを練習だと思ってやれば練習通りに動けますから。そんなに深く考えていないです。『今日も練習の通りに行こう』と思ってやってるんで。
――なるほど〜。ではあの試合に点数を付けるとすると…?
桜庭 結果的に勝ったから良いんじゃないですかね。負けちゃったら……色々ダメな部分がたくさん出てきますけど。でも、どっちにしても点数は付けられないんですよ、一試合一試合に。今までの試合でも100点満点の試合なんてありませんから。それは勝った試合でもどこか悪いところがあるし、負けた試合でも良いところはあるし……。完璧な試合っていうのは絶対に出来ないので。
――では次回、10・9『HERO'S』ライトヘビートーナメントに関してお聞きします。“優勝”は意識しますか?
桜庭 僕はとくに優勝とか、ベルトが欲しいとか、あまり考えないですね。試合に勝てればいいな、という感じです。勝利することが闘いのモチベーションになっています。一日に二試合でも目の前の試合に集中するだけです(ニコニコ)。
――準決勝の相手は秋山勲成選手に決定しました。試合を見ての印象は?
桜庭 一度も肌を合わせたことがないので分からないですけど、強そうな感じがします。見た目がまず強そうだし、試合でもいい結果を残していますから。
――秋山選手は道衣を着てくると思いますが、何か対策のほうは……?
桜庭 ん〜、まだ考えていないですね。これからです。
――今回はどんな闘いを見せたいですか?
桜庭 いい試合が出来るといいですね。会場に来てくれた人達が盛り上がってくれるような試合が出来ると。
――反対ブロックからは大山峻護選手、メルヴィン・マヌーフ選手のどちらが上がってくると思いますか?
桜庭 そういうのは、まったく考えていないです。まずは秋山選手との試合をどうするか。そのあとのことは、勝ってから考えます。
――では最後に、試合に向けての意気込みをどうぞっ!
桜庭 また今回も一生懸命頑張ります。みなさん、応援よろしくお願いします。■

>>『Sammy Presents HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』実施概要


10・9『HERO'S』で秋山成勲との対戦が決まったサクに直撃インタビュー!!


久しぶりに報道陣の前に姿を見せた桜庭。試合への意気込みをいつもどおり前向きに語った
時折、笑顔で質問をはぐらかす場面も……。いつもの“サク節”は健在だ!
9月7日に行われた記者会見より。「打撃はナシでお願いします」と桜庭が言えば、「じゃ、柔道衣、脱ぎましょうか?」と秋山


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