所英男

「(現在の心境は)こうやって取材を受けると、試合するんだなと気持ちが引き締まります。でも、いつも通りですよ。(練習は)ウェイトトレーニングでパワーが付いてきましたね。春から比べて、1kg〜2kgくらいは増えました。前田(日明)さんに食べろ、と言われているので。もともと、食が細いんです。(パワーが付いたと感じるときは)関節技での絞める、極める力が上がっている、力強くなったと言われました。(プレッシャーはどうですか)いつもは当たって砕けろみたいな感じなんですけど、今回は負けたら終わりなんで。違う感じがしますね。(所選手はHERO'Sの外敵を倒す、といった構図が多いですが)どちらかと言うと、好きだと思います。(金子選手の様子は見ましたか)テレビで観ました。去年と比べて違うな、と感じました。格闘家の顔になっていましたね。(金子選手のセコンドに桜庭選手がつきますが)僕の試合に桜庭さんが、と思うとすごいことですね。不思議な感じがします。相手方ですけど、単純に嬉しいです。(トーナメントよりも注目が集まりそうですが)僕はトーナメントで負けていますから、後ろめたさ、恥ずかしさはあります。失礼のないような試合をしたいですね。(年末に向けては)12月までに3試合する予定です。前回のHERO'S準々決勝で内容が良くなってきたので、結果を出して強い人に挑戦できるようにしたいですね。発言権を得られるように。(体重に関しては)まだ決まっていません。無差別での試合は気になりますけど、やってみたかったのもあります。やりにくさは気になりません。自分より大きな人を倒すほうが恰好良いじゃないですか。(試合のプランは)大体、考えていますけど、決め付けずに行きます。身体が勝手に反応するでしょうから。(試合が長引くと色々言われてしまいますが)時間より内容だと思っています。相手の好きにさせたら負けてしまうので、自分が好きに出来るように。良い試合をして、強さを見せたいですね」
 
     


ハニ・ヤヒーラ

「(コンディションは)とても良い状態です。この試合のために多くのトレーニングを積んできました。フィジカル強化に重点を置いて、試合に向けて特別練習も行ってきました。この特別練習はいつも行っているものです。(特別トレーニングとは)柔術を主に。あとはマーシャルアーツですね。(フィジカル強化の理由は)今回は1日2試合ですからね。スタミナの強化が重要だと感じました。(得意技は)どんな試合になっても平気なようにトレーニングしてきましたが、僕が得意なのはグラウンドでの攻撃ですね。(対戦相手の印象は)選手としては分からないですけど、人間としてはいい人ですよ。対策は練っていますが言えません。試合で見てください。作戦A、B、Cが準備してあります。(相手の注意点は)すべての試合で集中して、相手をよく見ることです。(決勝戦は誰と)分からないですね。良い試合をしたほうが上がってくるでしょう。神のみが知っています。(ヤヒーラ選手はいつも落ち着いていますが、精神統一などを行っているのですか)もともと、こういった性格だったのですが、試合をするにつれて成長してきました。過去、ナーバスになることもあったのですが、その経験を生かしています」

 
     


宇野薫

「(準備は)あとは体調を万全にするだけです。良い状態でリングに上がるだけですね。やることは全部やりました。(タイトルのかかった試合はいつ以来ですか)UFCのB.J.ペン戦以来ですね。久しぶりですけど、試合の緊張感は変わらないです。タイトルを争えるところに来れるのは嬉しいし、光栄です。(そういった気持ちは以前から)闘っている以上は、タイトルを目指しています。そこまで辿り着くまでが、ひじょうに厳しいことは経験していますから。それがタイトル争いに繋がった、と思っています。(1日2試合ですが、スタミナ面でのトレーニングは)普通通りですね。1戦目に勝たないと先に進めないですし。決勝の相手はあまり意識していません。メンジバー戦が一番大事ですから。(トーナメントは得意ですか)どうでしょう。去年の経験を生かせれば、とは思っています。(昨年のHERO'S準決勝を思い出しますか?)悔しかった部分が多いですからね。あのときは良い動きが出来ていたので、それがまた出来れば、と思っています。(試合を2日後に控えて、心境は)こうやってスケジュールをこなすとテンションが上がってきますね。それを落ち着かせて平常心で。良い意味での緊張はしていますけど、それ以外の部分は平常心でいたいですね」
 
     


秋山成勲

「(金のグローブはどうですか?)使わせてもらっています。すごく良いですよ。(気持ちは盛り上がっていますか?)はい。盛り上がりすぎると疲れるので、リラックスするようにしていますけど。(柔道衣着用は?)結論は出ていないですね。迷っています。相手が柔道家ということも頭に入れているんですけど、これでやってきた、という気持ちもありますからね。練習中も色んなことを考えました。一長一短なんですよね。メリット、デメリットを考えて、(着用するかどうかは)どちらがいいかをこのあと考えます。(明日の会見でスミルノヴァス選手に、提案してみては?)いいですね。それはそれで面白いですよね。相手が着てきたら負けないですよ。柔道の試合になるかもしれないけど。でも、相手は準備していないんじゃないですか。僕の貸しましょうかね(笑)。(ベルト獲得を目前に特別な感じはしますか?)確実に目の前にあるわけではないので、足元をすくわれないようにしたいですね。(1日2試合ですが)リラックスすることです。いいイメージに持っていくのが大事ですね。自分の場合は入り込んではダメなので。(スタミナ対策は)今までとは違うトレーニングをしたり、練習時間を増やしたりしました。スタミナ、スピード、持久力のアップです。(決勝の相手は)前の試合を観ると、マヌーフ選手の方が優勢だという声が多いんですが、大山選手の強さにハマれば。寝技では大山選手の方が上ですからね。50:50ですね。(マヌーフ選手がスパーリングでパートナーを失神させましたが)すごいですよね。マヌーフ選手は見た目も体つきもすごいです。ああいった選手と闘えるのはすごいこと。(決勝戦で大山との対戦は?)大山選手とは柔道時代に対戦したことがありませんし、柔道出身の選手が決勝に上がれば柔道の希望になる。大山選手との決勝なら、真剣に道衣を着るかどうかを話し合いますよ。(みのもんたさんからのリクエストには応えられそうですか?)期待に応えられるように、回し蹴りばっかりします(笑)。(写真集を出すみたいですね?)よく知っていますね。ヒクソン・グレイシーを撮影した写真家の山内順仁さんという方に、撮ってもらいました。発売は、11月11日になりそうです。この写真集も、楽しみにしていてください。あと清原(和博)さんと電話で話して、"体調の管理をしっかりした方がいい"と言われたので、"清原さんも"と伝えました(笑)」
 
     


メルヴィン・マヌーフ

「(昨日、スパーリングパートナーを失神させましたがよくあることなのですか?)ああ、彼はもう元気になっているよ。頭を殴ってしまったり、目を殴ってしまうことはよくあることだからな。気絶するくらい、強く殴ってしまうこともたまにはある。(心境は?)パーティの時間が楽しみだね。ワクワクしてきたぜ。(昨日は練習中に大山選手が入ってきてしまいましたが)気づかなかった。オオヤマはラッキーだったな。もしも、スレ違っていたら危なかったからな。(宿泊ホテルで会ったら?)ここでパーティーが始まるぜ。(計量でも顔を合わせるが)試合前の前夜祭になるな。試合前、当日、試合後も暴れてやる。(バダ・ハリ選手と仲がいいようですね)仲は良いし、気に入っている。一緒にスパーをして、お互いやりすぎてしまうこともあるが、良い友人、良いチームメイトだね。(カニバル(人食い)のニックネームが付いているが)へえー、そうなんだ。気に入ったね。貴様も、食ってしまおうか(といって、通訳に噛み付く)。次回は、『羊たちの沈黙』のレクター博士の格好で来るよ(ニヤリ)」(※写真:カメラマンたちの前で、いきなりTシャツをビリビリに破りまくったマヌーフ)
 
   

Copyright (C) 2006 HERO-S Mail to:
Copyright (C) 2006 G.T.Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。