10月8日、新高輪プリンスホテル(計量)&TBS本社屋(会見)/『Sammy Presents HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』(10月9日、横浜アリーナ)前日会見&計量

 明日の決戦に備えて、HERO'S横浜アリーナ大会に出場する主要選手がズラリと勢揃い。午前中は、体重の契約のある選手のみ計量。ライトヘビー級トーナメントに出場するメルヴィン・マヌーフが、計量器の上で体を揺らして、測定を邪魔する暴挙に。そればかりか、"ガブガブッ"と口をパクパクして対戦相手の大山峻護に噛み付くパフォーマンス。測定中に足を乗せる悪戯をして、この日も関係者を困らせた。

 続く記者会見の記念撮影では、"ほら、みんなオレのマネをしろよ"とばかりに、体を横にして両手を広げる謎のポーズを他の出場選手に要求した。マヌーフの悪童ぶりが目立つ前日の記者会見となったが、報道陣の注目は、やはり抗争が勃発した前田日明スーパーバイザー(SV)と金子賢の初遭遇だ。

 愛弟子の所英男と対戦するのが芸能人というだけあり、前田SVの視線は厳しい。対戦カード発表の記者会見の時は、「みんな死ぬかもしれないという覚悟でやっている。本気というならば、芸能界を完全に引退し、アマチュアからやってみろ」と愛のムチを飛ばしたばかり。これに対して金子は、「ごもっともです。僕は、ただ必死にやるだけですから」と謙虚に受け止めた。

 ただし、金子のセコンドにつく桜庭和志は、「選手は仕事を持っている人もいる。その仕事が、たまたま芸能というだけ。そこまで言うのは、ちょっと可哀想」と擁護したのだった。

 それから数日が経ち、昨日の個別インタビューで金子は、前田SVとの対面に向けて、「怖いので挨拶に行けません。失礼がないように静かに帰ります」とコメント。そして、この日の前日会見では、険しい顔をした前田SVが、腕組みをしながら所と金子が向かい会う姿を凝視。一度も目を合わせることなく、会見場をあとにした。

 会見終了後、前田SVは最後の愛のムチを金子に向けた。
「ちょっと言い過ぎたかなと思って、会見の周りをウロウロしていたけど、金子君は一度も、挨拶に来なかった。海外だと、挨拶をして無視したら、それで(関係が)終わり。ビビッているのかもしれないけど、こっちは命を預かっているわけだから、人として挨拶をするのが当然でしょう。芸能人といえば、昔、こんなことがあったんですよ。自分の知り合いが結婚式の2次会をある六本木のパブでやったら、たまたま小林旭さんがいらしていて。盛り上がって迷惑をかけてはいけないと思い、名乗って挨拶をしに行ったんです。そうしたら、"祝い事だから、いいよ。どんどんやって"と言われて。気づいたら、小林さんがいなくなっていて。悪いなと思って会計しようとしたら、ご祝儀だと言って、すべて払ってくれていたんです。お金を払ってくれたというよりも、そうした心遣いはさすがだなと。でも、彼は同じ芸能人なのに挨拶もできない。これは人間として、どうなのかと思うよ」と一気にヒートアップ。

 明日の試合へ向けてガチガチだった金子は、それどころではなかったと思うが、前田SVの愛のムチは止まらない。
 そして所にも、「もしも1年くらい練習をした程度の奴に負けたら、辞めろと言うよ。だって、あいつはホイスと闘い、ノゲイラに勝ったわけだからね」と過激な発言。これに対して所は、「前田さんの言われたように、自分も負けたら引退の覚悟でリングへ上がります」とキッパリ。これで、所VS金子の試合が、ますます注目を集めることになりそうだ。■

▼体重とコメント

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『Sammy Presents HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦』実施概要


前田SVの過激発言で、ミドル&ライトヘビー級トーナメントだけではなく、所英男VS金子賢も注目を集めている
ph02またしても、金子に対して愛のムチをふるった前田SV。これも、愛情の裏返しなのだろう
ph03コメント中の大山を凝視するマヌーフ。なぜか口元にはつまようじがっ!!
ph04ミドル級トーナメントに出場する4人集。いつの間にこんなに仲良しになってたの!?
ph04桜庭和志や山本"KID"徳郁、須藤元気といった主要選手が欠場となったが、それでもメンバーは豪華だ。明日は、歴史に残る決戦になるはずだ

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