魔裟斗、KID、所英男とくれば、あとはこの人しかいない。そう、“変幻自在のトリックスター”須藤元気の『FieLDS K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!』(12月31日、京セラドーム大阪)正式参戦が遂に決まった!!


須藤の参戦を番組中に発表

 須藤らしい、画期的な参戦発表だった。この日、須藤と谷川プロデューサーはインターネット配信での『Yahoo!ライブトーク』に出演。なんと、この番組中に「言っちゃうおうかな」と谷川プロデューサーがポロリ。須藤が、「言っちゃってくださいよ」とうながし、参戦が決定したことが番組中に発表された。

 大会まで、あと2週間。残り時間はあまりないが、谷川プロデューサーは須藤のケガの具合をみながらの厳しい調整となったことを明かした。須藤も「首のヘルニアは、大学時代のレスリングの頃から。しばらく痛みは出ていなかったんですけど、追い込んだら今年の3月くらいに出てきて。騙し騙し、闘ってきたんですけど、瞑想や読書をすると手がしびれてくるんです。でも、治療をしてよくなってきました。何週間かは、総合の練習も問題なくできていますし」と、復活の手応えを掴みつつの出場となる。

 一時期は、所英男が対戦要求をしてきたが、「ベストな状態ではないので、それは来年以降に考えていきたいですね。ぜひ所選手には、ホイラー選手から一本勝ち、もしくはKO勝ちをしてもらって、次につなげてもらいたいですね」と谷川プロデューサーが代弁した。この件について須藤は何も語らなかったが、ベストコンディションでの二人の対戦が見たいのも事実。所戦は、来年以降への持ち越しとなった。


須藤が覚悟を決めた内容は…

 だが、ライブトーク中に谷川プロデューサーが、「これは内容を絶対に言えないんですけど、今回、須藤選手は凄い覚悟を持って闘うようです。だから、絶対に観なければダメですよ」と、またしても重要な情報をポロリ。司会者が本人に突っ込みを入れると、「じつは来年、バックパッカーになろうかなと思っています」と須藤は、ジョークとも本音とも思える返答で誤魔化した。

 収録後の囲み会見でもこの話題になったが須藤は、「つねに僕は腹を決めていますが、バックパッカーになって世界を回りたいとも思っています。お遍路みたいな感じですけど」とコメント。首の状況も心配だが、本人が決意している重要なこととは、はたして何なのだろうか…?


空中で極める必殺技を出したい

 さて、そんな須藤の気になる対戦相手は、アメリカの総合格闘家のジャクソン・ページに決まった。ジャクソンは、総合の戦績9戦7勝2敗。ハードパンチを持っている選手で、首を痛めている須藤にとっては厳しい相手といえる。「まだ相手の試合のビデオを観ていません。これから手に入れて研究したいですね」と須藤。番組のなかでは、「空中で極める、必殺技を使ってみたい」と須藤もポロリ。これは、「僕が空中に浮いている間に極まるものです」と解説した。

 気になるといえば、須藤の入場シーン。毎回、奇抜な入場シーンで会場を沸かせてきた須藤は、「大体、イメージは固めています。谷川さんにダンサーとしてオファーしたら、断られましたけど(笑)」とジョークを飛ばした。負けずに谷川プロデューサーは「長い試合をお願いします。15秒くらいで勝たないでくださいね」と無理難題を突きつけると、「谷川さんも、○○○○○○と闘ってくださいよぉ」とライブならではの裏トークで、須藤が逆に切り返した。

 これで、魔裟斗、KID、桜庭、秋山、曙、所…そして須藤も加わり、オールスターが勢揃い。大晦日の『Dynamite!!』は、まだまだスケールが大きくなっている。■




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残りわずかの日数しかないが、出場を決めた須藤。今度は何が飛び出すか

『Yahoo! ライブトーク』で須藤の『Dynamite!!』参戦が発表された

「谷川さんは、すぐに流すんですよね」と須藤が突っ込みを入れる場面も


マスコミ公開となったライブトーク収録中には、たくさんの記者が会場に詰め掛けた




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