須藤元気が、美川憲一になる!? この日は、『FieLDS K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!』(12月31日、京セラドーム大阪)のジャクソン・ページ戦へ向けて、練習を公開。その場で須藤は、誰もが驚く入場パフォーマンスを用意していることを明かした。


入場の練習で5時間

「KIDさんが、1億円の衣装を着て、小林幸子さんになるんですか? だったら僕は、美川憲一さんですね」

 前日の公開練習で山本“KID”徳郁が、1億円の着物で派手に入場することを一部のスポーツ紙に語り、大きな話題になっている。そのことを聞きつけた須藤は、「KIDさんの1億円には届きませんけど、僕も数百万くらいはかけています。テーマですか? 今回は“メキシコ”です」と対抗意識を丸出しにした。

 ちなみにメキシコというのは、須藤いわく、「メキシコは、マヤ文明があります。じつは最近、太陽の黒点の周期と、紀元前のカレンダーが一致したんです。これは凄いことなんですよ。これを説明すると、長くなるんですけど、環境の問題もありますし、人類は決断期に来ていると思います。そして、意識は精神圏へ入っていく。つまり、物欲がなくなっていくことになるんです…」とのこと。

 ポカンと口を開ける記者たちを前に、須藤はメキシコ論を力説。難しいことはよく分からないが、ド派手な入場になるのは間違いないだろう。何しろ、ダンサーが20名。昨日も、入場の練習だけで5時間もこなしたという力の入れようだ。毎回、入場だけでも我々を楽しませてくれる、須藤らしい拘りといえる。


四次元殺法で相手を幻惑

 もちろん、入場だけではない。須藤は、練習でも一切の手を抜かずに取り組んできたという。対戦相手のジャクソン・ページは、緒形健一からダウンを奪ったことのある強豪。打撃の強さには定評があり、首を痛めている須藤にとっては、厳しい相手ともいえる。

「ビデオを観て、研究はしました。レスリングがベースの選手ですが、パンチを思い切り振り回してくるスタイル。ですから、スパーリングで手加減なしで思い切りやってくる相手と練習をしてきました。普段はケガをする可能性もあるのでやらないのですが、あえてこなしてきました。対策はバッチリですね」と須藤は、自信満々に語った。

 公開練習では、3分2ラウンドの組み技のみのスパーリングを披露。飛びつきの腕十字や三角締めを極めて、四次元殺法を次々と繰り出していく。首を気にするときもあったが、満身創痍なりにも、万全に仕上げてきていることを証明した。■


»『FieLDS K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!』対戦カード
«須藤元気:プロフィール




 大晦日の『Dynamite!!』(12月31日、京セラドーム大阪)でアテネ五輪レスリング金メダリストのイストバン・マヨロシュと対戦する、山本“KID”徳郁。来年の1月28日には、レスリング全日本選手権を控え、さらなる飛躍が期待されている。

 そんなKIDを応援するためのオフィシャルサポーターズサイト『KID's on the move』()が開設されたことを、ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会社が発表した。これは、12月25日(月)より、ニフティ株式会社が運営する総合スポーツサイト『Sports@nifty』内で開設されているもの。KIDを応援するキミは、このサイトも要チェックだ!!■

須藤は、今回も派手な入場パフォーマンスを考えていることを明かした

公開練習で須藤は、飛びつき系の技を次々と披露した
 photo三角絞めでタップを奪う須藤。この技でジャクソン・ページを仕留めるのか
 photo「ソウルの帝王と呼ばれたジェームス・ブラウンが亡くなって、一つの時代が終わった気がします。追悼の気持ちでいます」と語る須藤



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