4月3日（火）、4・4『Ameba presents K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜』横浜アリーナ大会の公開計量＆前日記者会見が行われた。今大会には、イアン・シャファー、ジャダンバ・ナラントンガラグ、オーレ・ローセンのHERO'Sファイターも参戦。『世界一決定トーナメント開幕戦』への最終選考も兼ねている大会だけに、3選手ともモチベーションは激高だ。

■イアン・シャファーVS尾崎圭司

　総合＆立ち技ともに高レベルのスキルを持つイアン・シャファーが、昨年9月のK-1 MAX世界対抗戦以来、約7カ月ぶりに登場。対するは、今年2月のMAX日本トーナメントで一躍脚光を浴びる存在となった尾崎圭司だ。

　この日の会見で尾崎は「盛り上がる試合をして次に繋げたい」とコメント。尾崎はここできっちりとシャファーをKOで下し、『世界一決定トーナメント開幕戦』への出場権を狙っているようだが、シャファーは簡単な相手ではない。シャファーには山本“KID”徳郁を苦しめた回転の速いパンチ、そして昨年9月に須藤元気をKOした後ろ回し蹴りがある。尾崎を倒し、あわよくば自分が開幕戦への出場権を手に入れようと狙っているはずだ。

「今回、試合を組んでいただいて、谷川さん、K-1にお礼を述べたい。一生懸命に闘うので応援よろしくお願いします」と意気込みを語ったシャファー。パンチ、キックが飛び交う、激しい乱打戦になることは必至だ！

【計量結果】
◎イアン・シャファー……69.8kg（計量1回目でパス）
◎尾崎圭司……69.5kg（計量1回目でパス）

■ジャダンバ・ナラントンガラグVSツグト"忍"アマラ

　モンゴル最強決定戦！　先月21日のK-1 MAX記者会見で谷川貞治K-1イベントプロデューサーが「モンゴル国内で『ナラントンガラグとアマラ、どっちが強いんだ!?』ってメチャクチャ話題になっているんですよ。朝青龍さんからもお兄さんのスミヤバザルさんを通じて、『なんでジャダを出さない!?　モンゴルNO.1を決めてほしい』と言われました」とコメントしているように、とにかくモンゴル国内で凄い盛り上がりを見せているこの一戦。

　意地とプライドに懸けて絶対に負けられない闘いを前に、ナラントンガラグは「今回、このような優秀な選手たちと一緒に大会に出られてとても嬉しい。明日は自分らしく闘いたいと思っている」、忍は「明日はとても素晴らしい試合を見せたいと思うので期待していてください」と、互いに静かに闘志を燃やしている。

　当日は朝青龍も観戦に訪れる予定とのこと。モンゴル代表として『世界一決定トーナメント開幕戦』出場をアピールするのはどっちだ!?

【計量結果】
◎ジャダンバ・ナラントンガラグ……69.6kg（計量1回目でパス）
◎ツグト“忍”アマラ……68.4kg（計量1回目でパス）

■魔裟斗VSオーレ・ローセン

　今大会のメインイベント。昨年HERO'Sのリングで驚くべき総合への対応力を見せたオーレ・ローセンが、K-1 MAXのスーパースター魔裟斗に挑む。

　この日の会見では両者とも、「今年は“挑戦”というのをテーマにしています。明日はオーレ・ローセン選手に全力で挑戦したいと思っています」（魔裟斗）、「マサトとの対戦は自分にとっても大きなチャレンジ。200％の力を出していい試合を見せたいと思う」（ローセン）と謙虚にコメントしているが、前日2日の個別記者会見では報道陣を介し軽く舌戦があった。

　ローセンが「格好いい選手だから、顔にダメージがないようにしてあげたいね」と挑発的なコメントをすると、それを伝え聞いた魔裟斗は苦笑いを浮かべながら「じゃあ、よろしく。顔はやめてくれ」と平然とした態度。

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