右肘、完治せず……

 怪我は完治していなかった。

 KIDは1月に東京・駒澤体育館で行われた天皇杯全日本選手権に出場。2回戦の井上謙二戦で右肘脱臼及び内側側腹靱帯断裂の大怪我を負ってしまった。出場を断念した理由は、この怪我が完治しないため。

 欠場を決意したKIDは自身のブログで「大会には出たかったけど、ケガが完治しなくて……まだトレーニングも満足できるまでできてない。スゲエなやんだ、無理してでも出ようと思った。でも納得のいく試合ができないんで決めた。すげー悔しい」と心境を告白した。


北京五輪への道は閉ざされたわけではない

 明治乳業杯全日本選抜選手権は9月に行われる世界選手権への最終代表選考会を兼ねているが、今回の一件でKIDの北京五輪出場が消滅したわけではない。世界選手権でメダルを獲得した選手は北京五輪出場内定となるが、世界選手権8位以内の場合は12月に予定される全日本選手権で優勝すれば五輪出場内定となるのだ。

 所属事務所はプレスリリースにて「今回は出場を断念するに至りましたが、今後も引き続き、レスリング、総合格闘技などにおいて、ファンの方々に最高のパフォーマンスをお見せできるよう本人も日々トレーニングを積んでおります」とコメント。KIDもブログで「次みんなの前で試合するときはレスリングにしろ総合にしろバッキバキの俺をみせるから。それまですげー頑張るから、楽しみにしててほしい」と意気込んでいる。

 所属事務所によると、今回の一件に関する記者会見は行わないとのこと。一日も早い回復を祈るばかり。頑張れ、KID!!■

1月に行われた天皇杯全日本選手権で右肘を負傷したKID。一日も早い回復を祈るばかりだ


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