ブラックマンバ欠場。代替選手はアンドレ・ジダ!!

『OLYMPIA HERO'S 2007 ~ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦~』(9月17日/横浜アリーナ)で行われるミドル級トーナメント準決勝に出場する予定だったブラックマンバが、練習中に頸椎を損傷。全治6ヵ月の重傷のため、同大会を欠場することとなった。ブラックマンバの代替選手は、7・16横浜アリーナ大会でアルトゥール・ウマハノフを破ったシュートボクセ・アカデミーのアンドレ・ジダに決定。
 谷川代表はジダに決定した理由として「今年活躍していることもありまして、他の誰よりも実績があると思います」と説明。「ジダ選手は高谷戦、ウマハノフ戦ともにグラウンドをまだ見せていないですし、宇野選手にとっては厳しい相手となりますが、なんとか勝って決勝まで行ってほしいです。ぜひ頑張ってほしいですね!」と宇野にエールを送った。
 また、この日の会見では、ミドル級トーナメントのリザーブファイトとして、宮田和幸vsハービー・ハラの決定も発表された。
 これで同大会のカードはオープニングファイトを含め9試合。谷川代表によると、この他、スーパーファイト2~3試合が追加される予定とのこと。追加されるカードについては「噂に上がっているセルゲイ・ハリトーノフ選手も調整が付けば出場すると思います。ハリトーノフ選手はほぼ出場が決定的です。あと、メルヴィン・マヌーフ選手の試合。プラスもう1試合くらい増えると思います。明日、明後日には発表できると思います」とコメントした。


秋山成勲からの手紙を公開

 また、この日の会見で谷川代表は、無期限出場停止処分中の秋山成勲から谷川代表宛に届いたという手紙を紹介。
 報道陣を前に手紙を読み上げた谷川代表は、「私個人の気持ちとしては、無期限出場停止ということではあるんですけど、その後HERO'Sのルール上、秋山選手みたいな反則を犯した場合、半年の出場停止という規定が決まりましたし、秋山選手に関しては半年以上経っているので、7月の大会から秋山選手を入れてライトヘビー級のトーナメントをやりたいなという気持ちが強かったです。一刻も早く試合に出したいという気持ちはあります。ただ、反対の人が多いうちは出場に踏み切れない部分もありますので、9月の大会も微妙なんですが、できる限り秋山選手に早くチャンスを与えたいなと思っています」と感想を述べた。
 9・17横浜アリーナ大会の出場については「9月の大会は(出場の可能性は)半々くらいで考えています。この件については今週中には決めなくてはいけないなと思っています」と語った。秋山からの手紙は次のとおり。■


»『OLYMPIA HERO'S 2007 ~ミドル級世界王者決定トーナメント決勝戦~』実施概要

頸椎損傷によりブラックマンバが欠場。代わりに、シュートボクセ・アカデミーのアンドレ・ジダの出場が決定した

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秋山成勲からの手紙を読み上げる谷川貞治FEG代表

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秋山成勲からの手紙

【秋山成勲からの手紙】

この度、年末の試合でご迷惑を掛けた方々へお詫び申し上げます。
HERO'Sを支えて下さっている格闘技ファンの方々、関係者様、並びにスポンサー様、私を信じてくれた柔道の子供達、そして桜庭さん、大変ご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした。
年末からの8カ月間、私自身、自分自身を見つめなおし自分の甘さについて反省する日々を送ってきました。今はいつかまた、試合に出場させて頂きたいという思いから出来る限りのトレーニングをしている毎日を送っています。
お世話になっている方々へお詫びを続け、個人的には、初心に返る為に柔道場へ赴き一生懸命柔道に打ち込んでいる学生の姿を見学致しました。
また、体の不自由な方々がいらっしゃる施設にも赴きお話をさせて頂く事で健康である事のありがたみ、好きな事が出来ている喜び、そして命の尊さを改めて学ばさせて頂きました。

もし現在の私の心境を述べさせて頂けるならば率直にHERO'Sの舞台でお詫びと反省を表しそして新たに出発するチャンスを頂きたいというのが正直な気持ちです。
とは言えども私が出場するか否かを決定出来る立場ではない事は承知しております。
出場できるか否かの決定や選択は、主催者様始め、ファンの皆様の判断によるものです。私としましては、試合に出場出来る事を願いこれからも練習を日々重ねて行きます。
この度は本当に申し訳ございませんでした。

秋山成勲



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