パンチで倒したのは生まれて初めて

──前回のケビン・ケーシー戦を振り返っていかがですか?
ミノワマン なかなかスイッチが入らなくて、前半はちょっと自分らしくない動きをしてしまったなと思います。ただ、結果的に勝ったということで、結果オーライの部分も感じています。
──「自分らしくない動き」というのは具体的には?
ミノワマン 勝負に行ける瞬間が大きなところで2箇所あったんですけど、そこで行けなかったのは自分らしくないなぁと思いますね。
──ケーシー選手のセコンドにはヒクソン・グレイシー選手がいました。
ミノワマン 試合中は相手に集中していたので気にはならなかったんですけど、終わって握手して、すごく気になっている選手なので、何か言いたかったんですけど……。「試合をしたいです」とか「お願いします」とか言いたかったんですけど、ちょっとそこは自分のダメなところといいますか、なかなか告白できないんですね。特に女性には告白できないんですけど……。
──あっ、特に女性には難しいですか(笑)。
ミノワマン 「試合がしたい」とは言えなかったんですけど、でも(ヒクソンには)気持ちは伝わったと思うんで、お辞儀して帰りました。
──実際に試合をしてみて、HERO'Sの会場の雰囲気はどうでしたか?
ミノワマン 自分のことを応援してくれるファン、PRIDEの時から応援してくれているファンの方が大勢来てくれたんだなと感じましたね。雰囲気的にはいつもとそんなに変わらない感覚でした。
──『ミノワマン第4話“新風の巻”』というテーマを掲げていましたが、新風を見せることができたという実感は?
ミノワマン あまり気付かれなかったんですけど、パンチで倒したのが生まれて初めてだったので、自分の中では新風は吹きましたね。今まで見てきてくれたファンの人たちにとっても、新鮮に見えたんじゃないかな……と、後々考えて思いました(笑)。
──そういえば、スタンドでのパンチでのKOっていうのは初めてですね。
ミノワマン パウンドではあるんですけど、スタンドでパンチが当たって、相手がガクンと崩れていくというのは初めてでしたね。
──初めての感触はいかがでしたか?
ミノワマン パンチのプロフェッショナルの方から聞いたように、「えっ? こんなんで?」という感じでしたね。


言葉じゃない感覚で通じ合えたら最高

──ということで、HERO'Sデビュー戦を白星で飾ったわけですけど、対戦相手は未定ですが、早くもHERO'S 2戦目が決定しました。韓国での試合は初めてですか?
ミノワマン いや、2回目ですね。『グラディエーター』という大会(2004年6月26日)に出ました。
──韓国に対するイメージというのは?
ミノワマン やっぱり「赤い」、そして「辛い」ですね。キムチの赤さとか辛さをイメージします。
──韓国のファンの印象はいかがですか?
ミノワマン 向こうのファンの方々は、自分のことを応援してくれる方がすごく多いんですよ。
──ほう!
ミノワマン その『グラディエーター』の時なんですけど、韓国で街を歩いていたら声を掛けられるくらいなんです。ほんとビックリしました。だから、気分的にも乗った状態で闘えると思います。
──対戦相手が未定ですが、闘いたい相手はいますか?
ミノワマン どんな相手でもいいいです。
──前回はバッティングセンターでの特訓を公開練習で、そしてTBSの『格闘王』などではゴルフ特訓も披露していましたけど、新たに取り入れた特訓はありますか?
ミノワマン 最近じゃないですけど、昔よくやっていて、またやろうかなと思っているのが、バドミントン。
──バドミントンはどんな効果があるんですか?
ミノワマン それはちょっとお答えできません。
──分かりました(笑)。韓国でどんな試合を見せたいですか?
ミノワマン 韓国のファンと自分自身が通じ合う試合がしたいですね。相手が韓国の方だったらそういうのは難しくなるかと思いますけど、そうであっても、国境を越えた、言葉じゃない感覚で通じ合えたら最高だなと思います。
──勝って大晦日参戦をアピールしたいという気持ちはありますか?
ミノワマン そうですね。そういうこともアピールできたらと思います。
──対戦相手もまだ決まっていないんですけど、次の試合のテーマが決まっていましたら教えてください。
ミノワマン 『ミノワマン第5話“時流の巻”』です。
──時流?
ミノワマン 自然というのは物凄いパワーがあるじゃないですか、自然現象とか、夏から秋に変わったりとか。すっごい力ですよね。でも、我々人類も自然の一部。というか、地球全体が自然。自然の流れ、自然体でいるのが一番強い、力強いと考えたんです。つい、自然に逆らうようなことばっかりしていたんで、今回は自然の流れ、時の流れるまま、できるだけ自然体でいようと思って、“時流”というテーマにしました。
──韓国大会でミノワマン選手の新境地が見えるかもしれませんね。最後にメッセージをお願いします。
ミノワマン 『ミノワマン第5話“時流の巻”』!!■

 

»『OLYMPIA HERO'S KOREA 2007』韓国大会概要
»ミノワマン:プロフィール

9・17横浜大会に続き、ミノワマンが10・28韓国大会へ連戦出場


「応援してくれる方がすごく多い」と、韓国でのファイトを楽しみにしている様子だ


今月5日に行われた韓国大会の記者会見では、「韓国のファンの皆様と国境を越えたいいフィーリングができたら」とコメントした


『ミノワマン第5話“時流の巻”』。韓国大会ではいつもと違ったミノワマンの勇姿が見られるのか!?

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