第6試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦
総合格闘技ルール/5分2R延長1R(70kg契約)
延長R0分8秒、TKO(レフェリーストップ)
※右バックブロー→パウンド連打
×
アレッシャンドリ・
フランカ・ノゲイラ

(ブラジル/ワールドファイトセンター/68.5kg)
vs
所英男

(日本/STAND/67.5kg)

試合内容

 この試合からトーナメント一回戦が開始。修斗ライト級不動の世界王者ノゲイラと、ZSTで活躍する所という注目の一戦だ。ギロチンチョークという必殺技を持つノゲイラと、変幻自在のサブミッションを操る所。芸術的な寝技の攻防に期待したい。

 1R、まずは所がロー、ミドルと蹴りを飛ばす。ノゲイラはタックルでテイクダウンし、パウンドを浴びせつつ隙を突いてギロチンへ! 長時間絞め続けるが、所は脱出しパウンドで逆襲。その後も一瞬も目を離せないハイレベルなグラウンドの攻防が続く。

 2Rもロー、ワンツーで所が先制。しかしノゲイラは高速タックルで寝技に持ち込み、所の下からの仕掛けを潰しながらパスガードを狙っていく。ブレイク後、所はパンチ連打で前進、右フックがヒットすると、ノゲイラの腰が落ちる。所はさらに飛びヒザを放つが、ノゲイラはこれをキャッチし、グラウンドに。ここで規定の2Rが終了。判定はジャッジ三者ともドロー。延長戦に突入する。

 正念場の最終ラウンド、“所コール”の中、ゴング直後に放った所のバックブローがヒット! 崩れ落ちたノゲイラに所がパウンドを連打すると、レフェリーが試合をストップ。所が劇的なアップセットをものにした。

クリックで拡大
コメント
所英男
「素直に嬉しいです。最初のギロチンは予定外。しのいでしのいでチャンスを狙っていました。延長を考えていました。(バックブローは?)これはいけると教えていただいた。ちょうど当たりましたね。(前田さんからは?)おめでとうと。(前田から授かった秘策は?)逃げ方は教わっていたので、落ち着いて対処できた。(9月7日は?)10日にZSTがあるので(笑)」
 
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ
「今日の試合は確かに良くなかった。ヒザを傷めて、今回の日本に来れなくなるという状況もあったぐらいで、なんと来れるようになったのだが、やはり100%力は出せなかった。非常に残念です。(所の印象は?)非常にいい選手。技術の出し方は素晴らしかったし、自分よりも強い選手だと思った。(ギロチンの手応えは?)一定期間力を込められたが、込められなくなって逃げられた。ディフェンスを研究されていたので、かけられなかった。(バックブローは?)十分なトレーニングを積めなかったので、2Rで消耗し、相手を冷静に見られなかった。自分としては最後までできたと思う。意識が完全に飛んでいたわけじゃない。きちんと判定をしてほしかった」
Copyright (C) 2006 HERO-S Mail to:
Copyright (C) 2006 G.T.Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。