前田日明スーパーバイザー



「(KOで終わった試合が多かったが?)冷や冷やした試合もあったし、接戦もあった。(特に印象に残った試合は?)菊地君ですね、一人目は。理想的な総合の試合でしたね。秋山君も前回はバタバタしてたけど、安心して見られた。セフォーの凄さも印象に残った。それから、國奥君。ホドリゴ・グレイシーを判定に持ち込んだんのは地力がある。1年ぐらい試合しなかったから、もっと試合をさせればね。それから、所君はギロチン対策を授けたけど、ノゲイラは力もパワーも上で、技術、精神力もあったから、判定負けで二重丸と思っていたら、大金星。スコーンとバックブローが入って、落ち着いていた。リトアニアでおいたがすぎたんで、試合前は一発もやっちゃいかんでって言ったんだけど、守ったね(笑)。高谷君は慎重にいったところをつけ込まれたけど、あの落ち着きはさすがケンカ番長といわれるゆえんなのかなと思いました。ホイラーはグレイシー流のいやらしい試合で封じ込めた。宮田君は自分から見たら、グラウンドでバタバタしなかった。彼の今後の成長は楽しみですね。試合と練習を重ねていけば、面白い。村浜君もスピードがあることで有名だったけど、レミーのほうが一枚上だった。狙い澄ましていたね。アーツvs若翔洋はロープ際に押し込んだ時に、足をすくって倒せば良かったけど、もうちょっと戦略的に考えればいいい試合になった。アーツは固かったけどね。KID君は37.5度の熱があった。無駄な動きが多すぎた。そういうのがちょっと。彼自体は素質のある選手なんだけど、驚くべきことに仲間うちだけで練習しているんだよね。彼も試合をして実感したと思うけど、ストリングス系のコーチを紹介します。

(大会自体の総括は?)興行自体はうまくいった。トーナメントは60点から70点。直前のメディカルチェックで病気が分かったとか、マッチメイクですったもんだした分も含めて、これからどうするか。今回発掘した選手たちも、驚くべき勢いで契約している。今後はアメリカ、韓国で『HERO'S』をやろうかと。韓国はいろんな人が動いている。その国の強い選手を育てることが必要。(準決勝はどの組み合わせが見たい?)レミーvsKIDは見てみたいね。KID君は打撃に自信を持ちすぎて戦略上の欠点になることが分かったと思うので、どうなるか? (試合後に何を話したのか?)手は大丈夫かって。仲間うちで練習している時代は終わったよと。ストリングス系のコーチを入れる時期にきたんだよって話しました。(準々決勝も日本人vs外人?)それはいろいろ。8月の早いうちに発表したい」

クリックで拡大
Copyright (C) 2006 HERO-S Mail to:
Copyright (C) 2006 G.T.Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。