第6試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準々決勝
総合格闘技ルール/5分2R延長1R
2R0分38秒、KO ※右フック
×
ホイラー・グレイシー

(ブラジル/グレイシーウマイタ)
vs
山本“KID”徳郁

(日本/KILLER BEE)

試合内容

“神の子”KIDが悲願のベルト獲りへ第一歩。相手は、かねてから対戦を希望していたホイラー・グレイシーだ。グレイシー一族でも屈指のテクニシャンと呼ばれるホイラーに対し、寝技勝負を示唆したKID。この夏には母校・山梨学院大でレスリング合宿も行なっており、コンディションは最高といえる。レスリング五輪代表を父に、女子レスリングのトップ選手を姉と妹に持つKIDと“最強一族”のホイラー。“最強の遺伝子”争いを制するのはどっちだ!?
1R、じっくりと間合いをうかがう両者。ホイラーは前蹴りで様子を見るが、そこにKIDが右フックで飛び込む。組み付いて寝技に持ち込み、上になったホイラーだが、KIDは下から蹴り上げて脱出。KIDはフロントチョークも脱出し、振り回すようにしてテイクダウンに成功。固いガードを見せるホイラーに、KIDは立ち上がってスタンド戦を挑む。打撃の間合いを外すホイラーと、詰めていくKID。息詰まる攻防の中、KIDのパンチが何発かヒットする。
2RもKIDがパンチで前へ。ホイラーも蹴りを放つが、KIDは構わずボディに左フック。そしてホイラーが組み付こうと一歩前に出た瞬間、KIDの右フックが完璧にヒット! 大の字に倒れたホイラーは失神した状態。完全KOでKIDが鮮やかな勝利を収めた。

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コメント
ホイラー・グレイシー
「一言で言えば、勝ちたかった。誰も負けるより勝つほうを選ぶだろう。今すぐにでも次の試合ができるぐらいの準備はできている。また、山本KIDとやりたい。KIDはパンチの中に幸運を持っていた。ただ、彼は本当に素晴らしいファイターで、瞬時に目の前のチャンスをゲットしたんだ。今まで以上に、彼に対する尊敬の念が大きくなった。(試合後に声を掛けていたが?)トーナメントで優勝してほしいと言ったんだ。(完敗だったか?)リングの中でミスを犯しても、テープを逆戻りさせることはできない。もちろん、今はハッピーな状態ではないが、家に帰ってトレーニングをしてまた、皆さんの前に戻ってきたい。(右ヒザは狙った?)いい質問だ(笑)。アレを狙ったのが僕のミステイクだった。」
 
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