第7試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準々決勝
総合格闘技ルール/5分2R延長1R
2R判定3-0 ※20-18、20-19、20-19

宇野薫

(日本/和術慧舟會東京本部)
vs ×
所英男

(日本/STAND)

試合内容

一回戦最後の試合は宇野薫VS所英男。常に一本勝ちを狙う宇野と、変幻自在の関節技テクニックを持つ所というアグレッシブな選手同士の対戦だ。中量級の先駆者的存在の宇野か、開幕戦で修斗王者ノゲイラを破りブレイクを果たした所か。名勝負の予感を漂わせる一戦だ。
1R、まずは所が右ミドル。宇野もパンチを返していく。いったん組み付いた両者だがブレイクとなり、今度はパンチの打ち合いに。凄まじいスピードでパンチを繰り出す2人だが、互いに巧みな動きでことごとくかわしていく。圧力をかけながらパンチをさらに連打した宇野は、グラウンドでも上に。立った状態でパンチ、足への蹴りを見舞っていく。所も下から顔面を蹴り上げたり、アームロックを狙うが、上からパンチを落とす宇野が優勢。
2Rが始まると、所は飛び上がって前蹴り。宇野は蹴り足を取って寝技に持ち込むが、倒れ際に所の蹴りがローブローとなり、一時試合が中断。再開後、立ち上がった所は右ハイキック、アッパーなど打撃でラッシュをかける。宇野はタックルで飛び込み、テイクダウンするが所も立ち上がり、パンチを打っていく。だがここで所が鼻から出血、ドクターチェックが入る。その後も下から三角絞め、腕十字などを狙っていく所と、上からパンチ、蹴りを放つ宇野が激しい攻防。バックを取られる場面があった所だが、これをアームロックで切り返してみせる。最後は宇野が上からパンチを放つ状態で試合終了。判定3-0で宇野が勝利し、KIDの待つ準決勝に駒を進めた。

クリックで拡大
コメント
所英男
「これだけ悔しいのは力を出し切れなかったからだと思います。猪木・アリ状態で宇野さんが入ってくるのを狙ったりしたんですけど、読まれてしまって、蹴られてもったいない時間が多かったです。ヒザ十字とかすくったり、もっと素速くやればよかったなと思いましたけど、あの状態は課題になりました。宇野さんは強かったという納得と悔しさがありますね。ペースがずっと宇野さんでした。(最後のシーンは?)お互い、UWFが好きな者同士なので。(レミーガと話をしていたが?)お互いもっと練習を頑張ろうと。今日は僕らの日じゃなかったねって。(ZSTのテーマで入場したが?)テーマ曲を作った人が、病気と闘っているので、それを背負って闘いたかったんですけど。また、ゼロから頑張って這い上がります。(点数は?)100点です(笑)。いや、負けたんで0点です。」
 
Copyright (C) 2006 HERO-S Mail to:
Copyright (C) 2006 G.T.Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。