第10試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝
総合格闘技ルール/5分2R延長1R
2R3分47秒、KO ※三角絞め

須藤元気

(日本/ビバリーヒルズ柔術)
vs ×
高谷裕之

(日本/フリー)

試合内容

準決勝第一試合、須藤と高谷が激突。須藤は一本勝ち、高谷はマウントパンチでTKO勝ちと、それぞれ得意パターンで勝利を収めており、調子は最高といっていい。大晦日の『Dynamite!!』で行なわれる決勝戦に駒を進めるのは、果たして…?
大一番を迎えた須藤は、なんとパフォーマンスなしでの入場。表情にも気合いがみなぎる。試合が始まると、須藤は大きく距離を取ってリング上を周回。そこからバックキックを放っていく。高谷は距離を詰めて左フック。さらに接近したところで須藤がタックルを決めるが、高谷も立ち上がってみせる。その後は須藤が離れた間合いから打撃、高谷は近づいてパンチとペースの奪い合い。須藤はバックブローも放つ。ラウンド終盤、須藤はバックブローからタックルを見舞うが、ここは高谷が上に。
2Rも詰める高谷と離れる須藤という間合いの奪い合いに。須藤のタックルにもすぐ立ち上がり、パンチを連打していく高谷。寝技に引き込んだ須藤は足関節狙い。これを高谷は脱出するが、須藤はヒザ蹴りで攻勢をかけ、高谷がバランスを崩したところでバックを奪う。なんとかディフェンスする高谷だが、こうなると須藤のペース。腕十字から三角絞めへと連携し、これがガッチリと決まって須藤の一本勝ち。本命の実力を発揮した須藤が、いち早く決勝進出を決めた。試合後、マイクを握った須藤は「大晦日、全力を尽くしてチャンピオンになります」とあらためて優勝を宣言。

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コメント
須藤元気
「(前田氏のコメントに関して)人、それぞれですよね。これはナポレオンの得意の戦術の1つで、僕はグラウンドが得意だし、高谷君は立ちが得意なので、同じ土俵に上がるのは良くないんですよ。
(1試合目については?)強かったけど、2R目にテイクダウンがとれていけると思いました。2試合目の高谷君はやりづらかったですね。宮田さんもやりづらかったです。マーク・ケアーやマーク・コールマンがやっていた闘い方で、実際にそれで勝っていたしやりづらかったけど、勝てて良かったと思います。
(決勝戦については?)KID君も2試合ともいい試合だったので。期間があるので、作戦を立てて、ヒザも治してやりたいです。今日はおじいちゃんの命日で、戦死して60年。たまたま今日だったんですけど、そういったものも守ってくれたのかなと思います」
 
高谷裕之
「(ヒジは?)レミギウスの蹴りで、試合中は痛くないと思ったけど、やっぱり痛かった。(試合の感想は?)悔しい。(一本負けは初めて?)初めてです。負ければやっぱり悔しいですね。(須藤に関しては?)闘う前はあまり考えてなかった。やりづらい選手だと思っていましたけど。(レミーガ戦でパウンドをしている時に考えたことは?)気絶しろとかそんな感じですかね?」
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