第1試合
HERO'Sルール/5分3R
1R0分30秒、ヒールホールド
×
ピーター・アーツ

(オランダ/チーム アーツ)
vs
大山峻護

(日本/フリー)

試合内容

 2回目の総合格闘技ルールへの挑戦となるピーター・アーツ。前回の総合格闘技の試合でアーツは若翔洋をKOで下したが、今回の相手は柔道の猛者である大山峻護だ。本格的な総合格闘技ファイターとどこまで闘えるかが、この試合のポイントといえた。

 1R、ゴングが鳴ると大山が、いきなり胴回し回転蹴り。これをアーツが冷静にかわし、グラウンド状態の大山に右ストレートを落としていく。一発、二発、三発…、だが寝技に引き込みたい大山は、このときにアーツの右手をつかむ。距離をおけなくなったアーツは、サイドに回ってパンチを落とす。アームロックを狙う大山。これをディフェンスされると、今度は体を回転してヒールホールドへ。これがガッチリと入り、アーツがタップした。■

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コメント
ピーター・アーツ
「足関節が来るのは分かってはいたけど、練習が2週間くらいしかできなかった。全てを学ぶことはできなかったし、経験不足が一番の敗因だと思う。以前に総合の練習をやったのはずいぶん前だったから、やったことは忘れてしまった。経験のうえで、オオヤマの方がまさっていた。彼についてグラウンドで試合をしてしまったのが、ミスだったと思う。立つチャンスがあったけど、経験不足だからそれが思いつかなかった。そうすれば、有利に試合を運べたかもしれないけど。まだまだ総合は挑戦したばかりなので、不慣れな部分があった。K-1は長年やってきたものだからどうやってやれば勝てるのか分かるけど、それは分からなかった。K-1ならば、ダメージなど体で感じるものがある。何が起きたのか分からない。あっという間に終わって、愚かというか、何とも言えない気持ちです」■
 
大山峻護
「絶対、与えられたビッグチャンスの期待に応えようと思ったので。足関節は狙っていました。浴びせ蹴りも、あそこから足を取るのとか、何パターンとか考えていて。イメージ通りです。以前だったら打ち合うこともありましたけど、そういうのはないですね。勝ってこそ次があるというのが分かったので。これからも一本を目指します。一発すごいのをもらって目の前が白くなったけど、立て直すことができました。ヘビー級とは何度かやっていますけど、今までの経験に意味があったんだなって。来年は全勝ですね。僕らの階級のトーナメントがあるという噂もあるので、所選手みたいにブレイクしたいと思います」■
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