第5試合
K-1ルール/3分3R延長1R]
3R判定2-1 ※30-29、28-29、30-29

レミー・ボンヤスキー

(オランダ/メジロジム)
vs ×
ザ・プレデター

(USA/UPW)

試合内容
 今年のWORLD GP決勝大会では、準決勝でセーム・シュルトにKO負け。三連覇への夢が敗れたレミー・ボンヤスキーだが、「負けたままで年を越したくない。最後は勝って締めくくりたい」という思いから、最後の最後に出場を決めた。相手はザ・プレデター。K-1ルールは初めての挑戦となるプレデターだが、パワーでテクニックを封じ込めるかが勝敗の鍵を握った。
 1R、左ローキックを蹴っていくプレデター。レミーは前蹴り、右ハイキックを繰り出していくが、プレデターは突進して右ストレート、左フックを放つ。これをディフェンスしたレミーは、右ハイキック、前蹴りで反撃。それでもプレデターは、左右のフックを次々と繰り出し、レミーをコーナーへ追い込んだ。防戦一方となったレミーだが、右ローキックと左ミドルキックをヒットさせる。ヒザ蹴りを入れながら、試合を組み立てようとした。
 2R、プレデターはインローを何度もヒットさせてレミーのバランスを崩しにかかる。そして、さらにパンチを連打。ガードするレミー。ほとんどのパンチはかわしていたが、一発、入るとバランスを崩す。それでも左ミドルキック、右ローキックを負けずに蹴っていった。レミーが大反撃。次々とパンチと蹴りのコンビネーションがプレデターにヒットする。ところがプレデターは、まったく動じず。前進あるのみで、パンチを連打していった。
 3R、驚くことにプレデターはまったく失速しない。それどころか、手数は増えていく。インロー、左右のフック、ストレートと乱れ打ち。下がるレミー。一気にプレデターが勝負を決めるかと思われたが、ここでレミーが反撃。右ローキック、ハイキック、そして得意の飛びヒザ蹴りを見舞う。最後は、蹴りとパンチを連打して試合終了のゴング。判定は微妙となり、2−1で辛くもレミーが勝利を収めた。 ■

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コメント
レミー・ボンヤスキー

「前回の決勝大会ですでに左スネを痛めていて、今回のプレデター戦の2Rにローキックをブロックしてぶり返した感じです。右側のスネも腫れているけど、それ以上に左側のダメージは大きい。蹴ることはできるけど、蹴りたくはない。腫れがひどいので、治るのに2週間くらいかかると思う。プレデターはいい試合をしたと思う。ただ、自分のコンディションは10日前に話を聞いたくらいだから、ベストコンディションではなかった。今回はトレーナーのアンドレ・マナートが来れなかったので、急きょフランク・ライルズにセコンドをお願いした。彼がムサシのトレーナーということは分かっている。自分とムサシの間で仲違いをしているわけではないし、フランキーともLAで会っていて、仲がいい。セコンドのことを悩んだときにフランキーの名前が浮かんで、彼に電話して協力を依頼した。フランキーもムサシに頼んで、承諾してもらったんだ。リングのうえではムサシと闘うけど、そこを離れたら友達。ハードトレーニングをして、勝利を目指している仲間だから」
ザ・プレデター
「自分自身、よくやったと思っています。K-1初参戦ながら、よくできた。今回のために約8kg落として、スピード的にもレベルアップできた。約2週間前に相手がレミーと聞いたなかで、よくできたと思う。試合中、インローでダウンを取れたと思ったが、ダウンにならなかったのは残念だった。これからもK-1でやっていきたい。レミーというひじょうに素晴らしいトップファイターと闘えたことを、うれしく思う。ダメージを与えられたのは、自信につながっている。機会があれば、レミーに『HERO’S』にチャレンジしてほしい。その時は、喜んでリングに上がるよ」
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