第7試合
K-1ルール/3分3R延長1R/72キロ契約
2R1分58秒、TKO

魔裟斗

(日本/シルバーウルフ)
vs ×
大東旭

(日本/チーム・クラウド)

試合内容
※右ローキック。1R、大東は右ローキックでダウン。2Rも大東は→ローキックで2度のダウンあり

 今年のMAX世界大会準々決勝で、マイク・ザンビディスからダウンを奪い勝利を収めながら、腓骨を骨折してドクター・ストップがかかってしまった魔裟斗。本来は、2006年2月に開催されるMAXでの復帰戦が予定されていたが、欠場が続出したため直前になって『Dynamite!!』へ参戦することとなった。対戦相手は、元ボクシング日本王者&世界ランカーの大東旭。K-1デビュー戦では、アルバート・クラウスに倒されてしまった大東が、魔裟斗にどこまで肉薄するのかがポイントとなっていた。
 1R、インローを放つ魔裟斗。ワンツーで返す大東。これをかわした魔裟斗は、右ローキックを連発。距離を詰めたい大東は、前へ前へと出てワンツーを放つ。回ってかわした魔裟斗は、またしてもローキック。ジワジワとダメージを与えていく。大東は、下がることをせずにとにかく前へ。魔裟斗は右ローキックを当てながらも、右アッパーもヒットさせるなど、さらに進化した姿をみせた。追い込まれた大東は、大振りのフックで食らいつく。ローキックを蹴られても、“もっと打ってこい”と両手を広げた。魔裟斗は構わず右ローキック。これがまともに当たり、 ついに大東はダウンを喫してしまった。
 2R、後のない大東はワンツーを繰り出す。だが魔裟斗は、打って来いとアピール。そして右ローキックを連打。ダウンを奪った魔裟斗は、立ち上がった大東にまたしても同じ技。これで二度目のダウンを奪う。それでも大東は、最後まで諦めずに立ち上がる。最後は魔裟斗がローキックでKO勝利。大東の健闘と、魔裟斗の強さが光る結果となった。 ■

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コメント
魔裟斗
「ひさびさのリングは、気持ちよかったですよ。といっても、いつもこのくらいの間隔ですけどね。相手は、根性があるなと思いますね。立ってこないでくれって思いましたよ。パンチは見切れた。逆に効いていたんじゃないですか。俺のパンチが。来年はもっと仕事をする? 言っちゃったって感じ(笑)。KOはイメージ通り。飛ぼうかどうしようか悩んだけど、あの倒し方が一番いいかなって。左ローキックから入ったのは、治っているんだぞっていうところを見せておこうと。最初から決めていた。いきなり左を出してやろうかなと思っていました。向こうは俺の足を狙ってきましたよね? 頭きましたよ。舐めんなと思いました(笑)。これから、もう東京に帰りますよ」
大東旭
「減量の影響? ファイターとして受けた以上は言い訳はしたくないし、口にしたくないですね。魔裟斗選手はさすがだなという部分もあるけど、警戒されるとまだまだ初心者なんで。パンチを出しても出しても、あとグローブ一個分足りないんですよね。警戒されているのと、あとローを食らってステップを鈍ったので。このままでは終われないです。手招きしてアピールしたのは、もちろん、打ってみろと。それでもローキックで、またかって。闘争心むきだしになって、僕もファイターなんで。勝てないですね。シューズを履いてると。いつかやるなかで勝てるときもあるかもしれないですけど、自分がボクサーという看板を背負っている以上、警戒もされて。誰と闘っても同じ戦法でやられてしまう。やっぱり、両手だけじゃダメ。蹴りを磨いて、勝ちに行くためにボクシングをベースをもとにして、蹴り対策を十分にして。左足のダメージ? 冷静な部分もあったんで、有効な部分もあったかと思うんですけど。攻撃力にプラスにならなかったのが課題です。ロー以外で効いたものは、ないですね」
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