清原和博

 オリックスの入団を発表したばかりの清原和博が、初の仕事で『Dynamite!!』のゲスト解説として参戦。なんと、開会式の挨拶を務め「FieLDS K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!」と叫び、華々しく大会が幕を開けた。

矢沢永吉LIVE!!

 第8試合終了後の休憩明け、いきなり会場が暗転。スクリーンに矢沢永吉の文字が踊ると、会場がさらに最高潮に達した。リズムが刻まれると、矢沢永吉が現れる。両手を広げ、ゆっくりと『Dynamite!!』のリングへ歩を進める。すでに会場は、永ちゃんの色で染まる。マイクの前に立つと、「K-1 Dynamite!! すごく熱いです。この感じ、最後まで行きたいと思います。よろしく!!」とメッセージを残し、『心花(ときめき)よ』を熱唱した。渾身の一曲を歌い終わると「これから元気、KIDの試合、今から始まります。よろしく!!」と最後にコメントした。

谷川プロデューサーのコメント

「大成功に終わりました。それぞれ素晴らしい試合だったし、去年以上の観衆でした。K-1の底力というのを、選手から感じました。視聴率に関しましては一番楽しみ、やったなという気がしました。今大会のMVPは、迷わず武蔵選手をあげます。火をつけたんじゃないかと思います。あの試合から、K-1らしい展開が続きました。文句なしのMVPです。あと、レミー選手は判定が微妙ですね。僕はプレデター選手でもよかったと思います。全ての選手に感謝しています。来年も頑張ります。ヒーリング選手は、公式ルール通りに反則負けと聞いています。ただ、中尾選手の態度もよくないです。相手のことを考えない挑発というのは。ヒーリング選手も悪いですけど、中尾選手もああいうことをしたらいけないと思います。そこは反省してほしいですね。ベストバウトは、最後の試合ですかね。入場から何から、一つの試合として完璧ですね。元気選手としては、少し止めるのが早いというのがあるかもしれないですけど。入場から何まで、一つの映画のような印象を受けました。所選手は決めていたらMVP。ボビー選手も頑張ったし、シュルト選手も強かった」

前田スーパーバイザーのコメント

「メインは山本君の足が速くて、元気君のいつもの戦法をできなくしたのが勝因でしたね。足の速さに驚きました。フィニッシュは狙っていたんで、いつか取られるだろうと。そんなに早く取られると思わなかったけど、さすが。きれいに決めましたね。『HEROユS』のトーナメントをやるうえで、いろいろアクシデントがありました。山本君や元気君が9月から出て、あれがなければ出したかった強豪が何人もいる。チャンピオンシップも含めて、そういう選手を使いたいですね。70kg級にはオールマイティで、MAXにも『HEROユS』にもどっちにも出られる選手がいるから。元気君のことはいろいろ言ったけど、彼の地力は知っているので。彼の師匠連中から、いろいろと聞きましたから。ただ、あの戦法に頼りすぎたところが敗因だと思う。すごいクレバーですから、負けたことによってさらに得るところが多かったんじゃないですかね。ベルトは防衛戦とかトーナメントとか、リングスでは両方やったけど、できたらやってもいいのかな。所君は善戦したんじゃないですかね。ダウンも奪ったし。だけど、後半はヒヤッとしましたね。ホイスはさすがというか、すごくいやらしいことをするんですよね。足でクラッチして、横隔膜を絞める。彼はなんだかんだ言って、総合を中心にした選手なんで、そういった戦法的な部分も勉強しました。相手を永田選手だと見て、一週間くらい付け焼刃的にこれとこれという感じで作戦をやったんですけど、準備期間があったら勝てない相手ではないかな。まだまだ課題はあるけど。体重とパワーが足りない。あと、彼の持ってる試合の流れにおいて、7つの課題を与えてやっている。まだまだ途中だけど、それができたらチャンピオンを争う圏内に来ているんじゃないですかね。『HEROユS』は来年から韓国やアメリカでやっていきますので、K-1 MAX、『HEROユS』、ヘビー級、80kg級、90kg級、スーパーヘビー級。いろいろと揃えたので、そういう選手が出てくれば」

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