第1試合
HERO'Sルール/5分2R延長1R
1R2分51秒、TKO ※ドクターストップ
×
大山峻護

(日本/フリー)
vs
メルヴィン・マヌーフ

(オランダ/ショータイム)

試合内容

 昨年末の『Dynamite!!』でピーター・アーツをヒールホールドで破り、勢いに乗っている大山峻護。評価が上がっているだけに、このまま突っ走りたいところだ。対戦相手のメルヴィン・マヌーフは、オランダの強豪中の強豪。かつてはレミー・ボンヤスキーを破ったことがあるだけに、大山にとって試練の一番になりそうだ。

 1R、いきなり右ハイキックと飛ばしていくマヌーフ。右ストレート、左ローキックとまとめて畳み掛ける。大山は左ローキックを出すのが精一杯。右ストレートをもらって、下げる場面もあった。だが、打撃をガードしながら組み付くことに成功した大山。投げを仕掛けたが失敗してしまい、上からパウンド(寝技でのパンチ)をもらってしまう。勢いに乗ったマヌーフは、左右のフックを乱れ打ち。この攻撃で大山は左目の横から出血。ドクターチェックが入るが、再開される。止まらないマヌーフは、左右のフック、アッパー、ハイキックと怒涛のラッシュ。大山はタックルに入ろうとするが、かわされてしまい、さらに打撃をもらう。カニバサミで寝技へ持ち込んだところで、大山の出血が多く、レフェリーが中断。ドクターが再度、チェックをしたが試合を止めた。大山のTKO負けと同時に、新しいスターが誕生した。■


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コメント
大山峻護
「何針か縫ったようですけど、ダメージはないので悔しいですね。マヌーフ選手はチャンピオンになっただけあって、すごい選手ですね。もっといろいろやりたかったんですけど。組み付きましたけど、思ったより腰が重かったので、ああいう状況になってしまいました。カットされた攻撃は、たぶん右のフックですね。だけど、ダメージはないですね。これまでアーツ、シウバ、ミルコ、グレコとやらせてもらって、それが活きました。全部、打撃は見えました。すごく悔しいんですけど、今まで何度も転んで、そのたびに起き上がって強くなったので、今回の結果を活かしてもっともっと強くなろうと思います」■
 
メルヴィン・マヌーフ
「初参戦でこのような形で勝てて、うれしく思う。一生懸命練習した成果が実を結んだ。できることなら、もうちょっと試合をしたかった。初めての試合なので、会場やテレビの前のファンに、自分のアグレッシブさを見せたかった。だが、彼のケガの状況を考えれば仕方がないことだと思う。『HERO’S』に初参戦する前は、日本で試合をすることが夢だった。今回でそれが叶ったので、これからは一つでも多く試合をして『HERO’S』でタイトルを取りたいと思う。得意な技とスタイル? 自分自身、一番得意とするスタイルは分からない。これから練習するうえで、何が得意なのか分かっていくと思う。もちろん、K-1ルールでも試合をしたい。体格差を考えれば、チェ・ホンマンとの試合はあり得ないかな。でも、それ以外なら誰とでもやるよ」■
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