第3試合
HERO'Sルール/5分2R延長1R/70キロ契約
1R3分59秒、腕ひしぎ十字固め

宮田和幸

(日本/フリー)
vs ×
エリカス・ペトライティス

(リトアニア/リングスリトアニア)

試合内容

 総合格闘技2戦目でシャミール・ガイダルベコフから勝利を奪うことができた宮田和幸は、続くミドル級最強王者決定トーナメントでは須藤元気に一本負け。これが、かなり悔しかったのか、アメリカで寝技の特訓に取り組み、タイでは打撃のトレーニングを積んできた。パワーアップをしているのは明らかで、打倒・KID、打倒・元気へ向けて幸先のいいスタートを切りたいところだ。だが、エリカス・ペトライディスはZSTで所英男をKOしたばかりの強豪。宮田が、どこまで闘えるのかに注目が集まった。

 1R、ワンツースリーとパンチを出しながらエリカスは突進。これに宮田は、タックルを合わせる。そしてテイクダウンに成功。素早くサイドポジションを取ると、マウントへ。上から、パンチを落ちしていく宮田。エリカスは回転して、ディフェンスしようと逃げる。どうにかガードポジションに戻すことに成功したエリカス。宮田は、構わず右の拳を落としていった。左右のパンチを繰り出しながら、サイドポジションを再び奪う宮田。エリカスは回転して逃げようとしたが、宮田が腕十字を取りにいく。ロープ際でもつれながらだが、エリカスの腕を伸ばした宮田は、さらに力を込める。危険と判断したのか、レフェリーが試合を止めた。宮田は、一本勝ちで06年のいいスタートを切った。■


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コメント
宮田和幸
「自分の練習しているものは出せました。レスリングは誰とやってもああいう形にできるんですけど、寝技のポジション、パウンド。それと極めも自信がついているので、それを試合で出せたことがよかったです。相手が所選手に勝ったこと? それは気にしていませんでした。所選手とも宇野選手とも練習したことがあるので。トーナメントやベルトがかかっている試合以外では、彼らは仲間だと思っています。日本人選手は誰に対してもそういう意識はないですけど、KID選手のベルトは欲しいので。やる時はやります」■
 
エリカス・ペトライティス
「ミヤタは、今までもいいファイターだと知っていましたので。いいレスラーだとも知っていました。僕もレスラーなので、闘えないわけではない。だけど、今回は急に試合が決まったので。出発前日にドナタスから連絡があったので、準備が十分にできなかった。トコロと彼を比べて? トコロとの試合前には十分に準備ができた。それなりの戦術を立てられたけど、今回は準備ができなかった。だから、比較はできないね」■
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