第6試合
HERO'Sルール/5分2R延長1R/88キロ契約
2R1分41秒、袖車絞め

秋山成勲

(日本/フリー)
vs ×
石澤常光

(日本/TEAM JAPAN)

試合内容

 カラム・イブラヒムがケガによる欠場のため、秋山成勲の相手として白羽の矢が立ったのは、プロレスラーの石澤常光。個別取材、前日会見とケンドー・カシンのマスクで登場し、表情は隠したままだった。マスクをかぶって試合をするのか注目を集めていたが、これは陽動作戦だったようだ。マスクを脱ぎ、颯爽と登場した石澤常光は、素顔で秋山と対峙した。

 1R、右ローキックを出す石澤。そのままタックルへ入るが、秋山はこれを切る。半身の体勢で、足払いを出していく秋山。コーナーへ押し付けたまま、右フック、右の蹴りで攻撃。石澤は片足タックルを狙う。打撃に手応えを感じたのか、秋山は左右のフックを乱れ打ち。石澤はガードをするのが精一杯だ。石澤も右ストレートを返していくが、不発に終わる。タックルを試みるが、何度も秋山に切られてしまった。

 2R、石澤はジャブからタックルへ入る。これを秋山は切ると、四つの体勢。コーナーへ押し付けると、秋山はヒザ蹴り、右のパンチを繰り出していく。一度、離れた二人。秋山は左フック、右のパンチを繰り出す。これをダッキングでかわす石澤。再び、組み付いたときに秋山は大外刈りを決めて、サイドポジションを奪取。道衣を利用した袖車を仕掛けると、石澤はたまらずタップ。秋山は柔道の技でプロレスラーを料理した。■


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コメント
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「はじめの方にパンチが当たっていけると思ったんですけど、力が入りすぎてしまって。自分の反省点が多くて。いいところに入っていけるかなと思ったんですけど。石澤選手は、打たれ強いのが印象ですね。マスクは、取ってくると踏んでいたので。着けてこられたら、ちょっとそこまでは。だから、イチかバチかでしたね。動揺はなかったです。最後の技は、袖車。柔道の技です。狙っていたわけではないんですけど。当初は打撃と思っていたんですけど、途中で寝技の方がいいなと。打撃の練習は、まだまだ足りない部分がありますね。どうしても固くなってしまう部分があって、そこの力の抜き方を。2、3発当たると、力が入ってしまうのが課題です。山田コーチからは、もっと肩の力を抜いてということで。今年は、打撃の試合に出られるような選手になりたいですね。欲を言えば、プロボクサーになりたいという気持ちもあります。頑張ってトーナメントに向けて練習を積んでいかないと。まずは自分のポテンシャルを上げないと、そういうところに立てないと思っているので」■
 
コメント
「意外にできるもんだなって。でも、練習している人としていない人の差が出ましたね。道衣は使ってくるなと思っていて。しょうがないでしょう。対策も、3日4日じゃ無理でしょう。これが最後の試合でも、しょうがないなとは思いますね。もう、上がるリングもないでしょう。厳しい評価というか、これじゃどこも使わないでしょう。プロレス界は追放され、K-1も追放され…。あ、されていないですか? 上がるリングがあれば、それが目標。次は、高橋君と藤田君に世話になったので、彼らのために力になれればと思います」■
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