第7試合
HERO'Sルール/5分2R延長1R
2R1分32秒、スリーパーホールド
×
山本宜久

(日本/フリー)
vs
キム・ミンス

(韓国/リングスコリア)

試合内容

 HERO'Sが生まれてすぐに参戦を表明した山本宜久だが、その直後に交通事故に遭ってしまい、入院生活をすることに。そして、ようやく傷も癒えて、今回の登場となった。山本の対戦相手は、師匠の前田日明スーパーバイザーが連れてきたキム・ミンス。ミンスは、「マエダさんがどちらを選ぶのかという査定試合になる。ならば、絶対に負けられない」と気合満々だ。

 1R、ノーガードで相手を挑発する山本は、ミンスの突進に合わせて右フックを振り回す。これに対してミンスも、左右のフックを連発。いきなり乱打戦の様相を呈する。ミンスの左右のフックが当たり始め、山本が後ろを向いてしまう。バックを奪ったミンスは、なおもパンチ攻撃。立ち上がった山本は、腕を取りにいった。ブレイクがかかり、再び二人は殴り合いを開始。山本がやや優勢となり、バックブローでミンスが吹っ飛ぶ。倒れるミンスに、山本はパンチを何十発と落とす。鉄槌、ヒジ打ちをボディへ。両者が出血して、ドクターチェック。再開されると、山本はフックやアッパーを繰り出した。

 2R、右ローキック、左右のフックと畳み掛ける山本。ミンスはどうにかガードすると、テイクダウン。バックを奪い、今度は殴らずにスリーパーを仕掛ける。これが完全に入り、山本はたまらずタップした。■


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コメント
キム・ミンスのコメント
「ずっと柔道衣を着たままMMAに参加したかったのですが、相手が柔道経験者ということで、着たままでは不利になると考えて脱ぎました。今後も脱ぐわけではなく、相手に合わせて着たり脱いだりすると思います。脱いでの練習は10日間ほどだったので、不便に感じたのは正直なところです。でも、今後は脱いでも闘えるような選手になりたいです。私がいつも追い求めている試合の理想は、KOで勝つことではなく、格闘技ファンに喜んでもらうこと。ファイター型の一生懸命闘う姿を目標にしています。山本選手に勝ったことで、2連勝。勝率も50%になりました。これからも練習を続けて、さらにいい試合を目指します。彼はひじょうに強くて、根性のある選手だと感じました。昨日、会見でいい試合をしたいと言いましたが、乱打戦で危ない場面もありましたが、勝つことができました。これから、もっといい選手になりたいと思います。総合格闘技に入門して、約1年が過ぎようとしています。初戦でサップに負け、次の試合でもセフォーに負けてしまいました。ショーン・オヘア戦でようやく勝てましたが、初めてのタイプの格闘技ということで心理的にも体力的にも苦しみました。悩んで苦しんで、ようやくここまで来られました。トレーニングは1日8時間やってきました。柔術、打撃、ボクシング、レスリングを1日に全てこなしてきました。また、体力が低下してきていると感じたので、体力を補強するトレーニングも続けてきました」■
 
山本宜久
「実際、リングに上がってみて、自分が考えたより…。今、この復帰戦で自分が持っている力は見ての通りなので、練習通りの力をリングでどう活かしていくかが自分の課題。前半の最大のチャンスを逃がしてしまったのが、最大の敗因ですね。残り30秒だったんですけど、パウンドではなかなかギブアップしていないので。最後、関節技にトライすればよかったかな。あとの祭りなんですけどね。あと、スタミナが1Rで切れてしまったのが最大の原因ですね」■
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