第9試合 HERO'Sルール/5分2R延長1R/72キロ契約 |
1R0分49秒、三角絞め |
○
所英男
(日本/リバーサルジム)
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vs |
×
池田祥規
(日本/極真会館)
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前回のZSTの大会で、エリカス・ペトライディスに不覚を取った所英男。もともとムラのある選手だが、敗北がさらに彼を強くしているのは間違いない。とくにメイン・イベントに抜擢されただけに、気合いの入り方はかなりものがあった。所と闘うのは、極真空手の池田祥規。総合格闘技の経験もある池田は、空手で培った打撃と決して折れないスピリットで、どこまで闘えるのかがポイントとなっていた。
1R、まずは池田が右の下段蹴りをヒットさせる。所は左フックを出すと、すぐにタックルに入る。テイクダウンに成功すると、サイド→マウントと流れるように絶好のポジションを奪う。そして、三角絞めへ。これがガッチリと入るが、池田はタップしない。さらに所が力を込める。それでも池田は、タップをしない。レフェリーも心配そうに様子をうかがっていたが、所に「落ちた」と話しかけられると、慌ててゴングを要請。池田は、最後までタップをせずに意識を失っていた。
勝利を収めた所は、「池田選手は強い選手なので、勝ててよかったです。今年は勝負の年、KID選手、元気選手、宇野選手に勝てるように頑張ります。あと、4月5日にレミギウスが魔裟斗選手に挑戦するので、応援をよろしくお願いします」と力強くアピールした。■
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