第2試合◎スーパーファイト
HERO'Sルール/5分2R
1R4分46秒、三角絞め

セーム・シュルト

(オランダ/正道会館)
vs ×
キム・ミンス

(韓国/リングスコリア)

試合内容

 K-1現王者のセーム・シュルトが、HERO’Sへ緊急参戦をすることとなった。HERO’Sの参戦はもちろん初となるが、もともとシュルトは、総合格闘技の経験がある。「原点に帰る意味でもいい。寝ても立ってもOKだよ」と気合満々だ。キム・ミンスは、もはやHERO’Sの常連ファイターになりつつあるが、前回はK-1ルールにも初挑戦。アジアGP決勝戦まで勝ち上がる活躍をみせた。K-1王者VS柔道王は、緊張感のある試合になることだろう。

 1R、前蹴り、右ローキックで攻め込むシュルト。打撃をもらいたくないミンスは組み付き、足を掛けて倒そうとするが、シュルトはそれを許さない。ブレイクがかかり、再びシュルトは右ローキックを連打。ミンスは動きが鈍くなっていく。どうにか組み付くが、シュルトはヒザ蹴りを連発させる。テイクダウンに成功したミンスは、サイドポジションを奪う。だが、シュルトはガードポジションに戻す。ミンスはシュルトのパンチで鼻から激しい出血。ドクターチェックが入る。試合が寝技から再開。ここでシュルトが三角絞めを極める。これがガッチリと入り、鉄槌まで落とすシュルト。ミンスはたまらずタップした。■


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コメント
セーム・シュルトのコメント
「(久しぶりの総合としては)よく出来たと思っています。立ち技で決めようと思っていましたが、試合の中で立ちに持っていけませんでした。なので絞め技で極めようと思いました。練習で特に関節技をやってきたわけではありません。カットの仕方、パウンドに持っていく部分を重点的に練習してきました。(相手の印象は)柔道の選手だけあって、グラウンドの技術は素晴らしいですね。これからの練習しだいで、もっといい選手になるのではないでしょうか。(今後の目標はK-1王者?)もちろんです。今回の勝利が直接、K-1に繋がるとは思いませんが、試合が終わったことで、切り替えが出来ると思います。(相手のグラウンド技術を警戒した?)柔道の基礎がある選手ですので、注意はしましたが、それほどではないです。腕を捕られないように気をつけましたが、試合中に腕を捕られる感じはしませんでした。(今後の総合は)時間に猶予のあるオファーがあれば出たいですね。今はK-1のチャンピオンが目標です。HERO`Sでヘビー級のトーナメントをやってくれるなら、そちらのチャンピオンも狙います。今はK-1の方に気が向いていますけどね。(プレッシャーは)K-1のチャンピオンとしての参戦でしたから、プレッシャーはありました。でも、自分の中で、立ちは立ち、総合は総合と別に考えていたのでそれ以上はないですね」■
 
キム・ミンスのコメント
「(ダメージは)平気です。死にはしません。(相手の印象は)上背があって、スタンドだとプレッシャーがありましたね。(道着はやりづらかった?)そうですね。道着を着ていたことによってうまくいきませんでしたね。(敗因は)サイドポジションの時に、欲を出してしまい攻め切れませんでしたね。(三角絞めは予想していた)ある程度は予想していましたが、あれほどの圧迫を受けるとは思っていませんでした。その上から打撃がきたので、予想以上のダメージでした。下からくるパンチも強かったですね。パウンドの状態でもかなりのプレッシャーを受けました」■
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