第3試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準々決勝戦
HERO'Sルール/5分2R延長1R
2R判定2-0
※19-20、20-20、19-20
×
所英男

(日本/リバーサルジム)
vs
アイヴァン・メンジバー

(カナダ/トリスタージム)

試合内容

 所英男は、ミドル級トーナメント一回戦でブラックマンバにまさかのKO負け。その後も、ホームのZSTでは勝村周一郎に失神一本負けを喫してしまった。昨年の勢いとは、対照的なドン底状態。沖縄でキャンプを張り、ゼロからの出発を図ろうとしている。とくに今回は、ファン投票により、ミドル級トーナメントへの復活をはたすこととなったため、気合いが入っていることだろう。所と闘うアイヴァン・メンジバーは、一回戦で中原太陽から判定勝ち。スープレックスを得意としている。所とは、目まぐるしい攻防が期待できるはずだ。

 1R、先に仕掛けたのはメンジバーだった。ワンツー、右ハイキックを出していく。これをかわした所は、タックルへ。フロントチョークを仕掛けるメンジバー。これを外した所は、ヒールホールドを狙う。メンジバーがディフェンスし、ガードポジションに。アームロックを仕掛け、オモプラッタで所を引っくり返した。所は下から蹴りを放ち、ヒザ十字固め。かわしたメンジバーは、バックに回ってチョークスリーパーの体勢に入る。これを逃れたところでゴング。

 2R、メンジバーの左ハイキックに飛び後ろ回し蹴りを合わせていった所。そのまま下から足を狙う。回転して逃れるメンジバーは、パワーボムで所をマットへ叩きつけ、パンチを落としていく。チョークスリーパーの体勢になるメンジバー。所は体をクルリと回転させて上になる。フロントチョークを狙う。これはメンジバーが外した。すると所は、ヒールホールドへ。抜けると足首固めへ移行。攻守が目まぐるしく入れ替わる。メンジバーは上からパンチ。これが所にヒット。だが所は、腕十字を仕掛ける。これが極まったように見えたが、メンジバーは回転してかわした。勝負は判定へ。2−0でメンジバーが勝利を収めた。■


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コメント
アイヴァン・メンジバーのコメント
「疲れました。全てを良い方向に考えて、試合を堪能しました。相手の印象は、とても強かったです。回復力が強いし、打たれ強いですね。(関節をとられてダメージは)十字固めが入りましたが、一瞬だったので大丈夫ですね。(今後の目標は)試合が終わったばかりで、まだ考えていませんが、トレーニングはすぐに再開したいですね。(眼鏡をかけているが)目が悪いので。次の試合で日本のスポンサーがついて、日本製のコンタクトレンズがつけられればいいですね。詳しいことはHPにメールを下さい。女の子からも待っています。次回も頑張ります。応援してください」■
 
所英男のコメント
「悔しいけれど負けだと思います。延長にいければいいな、とは思っていたんですが。(腕十字が極まったように見えたが)2回目のときに、バキバキいってたんで、極まったかなと思ったんですが、相手のほうが一枚上でしたね。(ダメージは)バックから殴られたのが効きましたね。痛かったです。スタミナ面もきつかったですけど、まだできましたね。(全力を出し切れたか)試合の短い時間で出し切るのは難しいとは思うんですけど、僕の今の実力からすれば出せたと思います。でも、まだ通用しないと実感しました。(試合展開は考えた?)とにかく強気で攻めて、動くことを意識しました。でも、展開は考えませんでしたね。(相手が一枚上と感じたときは)腕十時が極まって逃げられたとき、バックをとられてうまくコントロールされたとき、ですね」■
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