第5試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準々決勝戦
HERO'Sルール/5分2R延長1R
1R1分08秒、チョークスリーパー
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安廣一哉

(日本/正道会館)
vs
ハニ・ヤヒーラ

(ブラジル/アタイジジュニア柔術)

試合内容

 正道会館の空手家・安廣一哉がHERO’S初参戦。初めて総合格闘技に挑戦することとなった。だが安廣は、かつて山本“KID”徳郁とK-1と総合のミックスマッチで対戦。得意のパンチをヒットさせてKIDを追い込み、総合ルールでもフロントチョークを極め、あわやという場面を作った。今回、安廣が闘うのはハニ・ヤヒーラ。ブラジリアン柔術のバックボーンがあり、ミドル級トーナメント一回戦では上山龍紀を判定で下している。打撃の安廣か、寝技のヤヒーラか、一瞬で勝負が決まることだろう。

 1R、安廣は右ローキック。これをディフェンスしたヤヒーラは、足へのタックルへ。逃げようとした安廣だが、ヤヒーラは追いかけてテイクダウンに成功。アキレス腱固めに入るヤヒーラ。体を回転させ、足を抜いて安廣が脱出。このまま立ち技になるかと思われたが、ヤヒーラは組みついてくる。ヒザ蹴りも空振り。安廣はフロントチョークへ入るが、ヤヒーラは冷静に外す。サイドポジションを奪ったヤヒーラは、肩固めのようにスリーパーをガッチリと極める。耐えた安廣だが、力尽きてしまった。1分8秒でヤヒーラの一本勝ち。準決勝への進出を決めた。■


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コメント
ハニ・ヤヒーラのコメント
「気持ちのいい試合でした。危険な相手でしたが、グラウンドに持っていくことができて、安心感が生まれました。(警戒点は)立ち技が得意な選手でしたので、距離に注意しましたが、この試合のために全力で練習してきたので、自信はありました。(優勝に向けてのライバルは?)今のところ、考えていません。この勝利を実感したいです。どの選手も危険ですし、尊敬しています。そのために全てにおいて向上する必要性があります。(コンディションは)前回の試合は心、体ともによくありませんでした。今も100%とは言えません。それでも、ファイナルに向けてピークを持って行きたいと思っています」■
 
安廣一哉のコメント
「何も見せられないで終わったのが悔しいです。最初の足関節は極まっていましたね。(そこでタップは?)すぐに抜けたので気合いでいきました。自分のいいところ、空手の大技、何も出せずに終わりました。出させてくれなかった相手が強かったですね。(総合で得たもの)負けましたけど、やってないよりやったほうがいいですね。勉強になったことはあります。MAXに気持ちを切り替えていきたいです。足は痛みますけど、すぐ治して9月4日に持っていきたいです」■
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