第7試合◎
ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝戦
HERO'Sルール/1R・10分、2R・5分、延長1R・5分
1R2分01秒 判定3-0

秋山成勲

(日本/フリー)
vs ×
金泰泳

(日本/正道会館)

試合内容

ライトヘビー級トーナメントが、いよいよ開催。桜庭と並び、優勝候補に名前が挙がっているのは秋山成勲だ。秋山はHERO’S参戦以来、黒星を喫したのは体重差のあったジェロム・レ・バンナとの一戦のみ。あとは、すべてKOや一本勝ち。前回の永田克彦との柔道VSレスリング対決は、バックキックで倒し、またしてもポテンシャルの高さを証明する結果となった。その秋山と対戦するのは、正道会館の伝説の男・金泰泳。K-1で一つの時代を築いた金は、一度、引退したもののHERO’Sで電撃復帰を決意。かつて打撃を教えたこともある弟子の秋山と、闘うことになった。はたして、金の打撃がどこまで通用するのだろうか。

 空手衣を脱いだ金は、ワセリンを塗ったということで試合前にイエローカードを出される。そして、ここから試合がスタート。プレッシャーをかけていく金。秋山は左フックを放つ。金も左フック、そして右の蹴りで反撃。すると、この蹴りをキャッチした秋山が、組み付く。ヒザ蹴りを入れて耐える金。コーナーへ押し付けた秋山は、右ストレート。金はヒザ蹴りを返す。そして秋山は、投げを放つ。これを潰した金だが、そのまま組み付かれ、マウントポジションを奪われてしまう。秋山は、腕十字の体勢へ。体を回転させて耐える金。腕は完全に伸びている。これを危険と判断したのか、レフェリーは試合をストップ。金は、“極まっていない”とばかりのポーズ。「今の試合、中途半端ですみません。ですが、しっかりと勝って次へ進むのが大切。この勝利を捧げたい二人がいます。一人は、自分の心の奥底にしまわせてください。もう一人は、苦しんでいるオリックスの清原和博に。最後、恒例ですが言わせてください。“柔道、最高ー!!”」と秋山は絶叫した。■


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コメント
秋山成勲のコメント
「(不完全燃焼?)ファンからブーイングを受けるのも納得できます。ただ、レフェリングに対しては、音がしたので危ないなと思ったので、適切だと思います。まずリングサイドの審判が危ない、と言い出して、音がしたので僕も危ないと思ってアピールしました。抜けるかな、とも思ったんですけど音がしたので。金選手は大丈夫、と言っていましたがそれに関しては何も言えません。(再戦は)もう一度闘えるなら闘いたいですね。もっと長い時間やりたかったのはあるんで。(マイクパフォーマンスで清原と)いつもは連絡取り合っているんですけど、今日に関しては連絡はしていません。テレビで応援してくれていると思います。清原さんも死ぬ気で頑張っている人なので、気持ちは分かり合っています。心配ではありますけど、それを言える立場ではないですから。ただ頑張って欲しいですね。自分の頑張っている姿が少しでも刺激になれば、と思っています」■
 
金泰泳のコメント
「腕十字は完全には極まっていないです。伸びていなかった、抜いて上から叩きにいこうとしたところでした。秋山選手が伸びた、と言ってレフェリーが止めたんです。伸びていたら僕もタップしますよ。今から面白くなるところで、なぜ止めたのか分かりません。僕がギブアップしていないのに。選手が伸びたとアピールして、止めるレフェリングに憤慨しています。空手家ですから、負けは認めます。ただ、もう一度闘いたいですね、白黒ハッキリつけられるように。秋山選手に非はないですから、レフェリングに対してだけですね。これからという時に止められる意味が分かりません。(トーナメントの権利を失ったが)まず秋山選手に勝つことしか考えていなかったので、これが大きな仕事だと思っていました。せっかく気合入れて来ているのだから、不完全燃焼させるな、といった感じですね」■
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