第8試合◎
ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝戦
HERO'Sルール/1R・10分、2R・5分、延長1R・5分
1R9分12秒、TKO
※レフェリーストップ

メルヴィン・マヌーフ

(オランダ/ショータイム)
vs ×
クラウスレイ・グレイシー

(USA/クラウスレイ・グレイシー柔術)

試合内容

 オランダが生んだ“狂犬”メルヴィン・マヌーフが、再びHERO’Sへ参戦。前回は大山峻護をパンチでボコボコにしてのTKO勝ち。K-1オランダ大会でも、富平辰文をパンチで倒し、一発があることを証明した。あまりにもパンチが強いために拳を痛めることもあるが、ライトヘビー級トーナメントにエントリー。桜庭の首を虎視眈々と狙っている。マヌーフに対するは、ケガで欠場のカーロス・ニュートンに代わりに出場するクラウスレイ・グレイシー。桜井“マッハ”速人から一本勝ちを収めたことがあるクラウスレイは、寝技はもちろんのこと、打撃もうまいグレイシーの新世代。ひょっとしたら、KO決着もあるかもしれない。

 1R、前蹴りを放つクラウスレイ。マヌーフは、フェイントをかけて右ミドルキック。これをキャッチしたクラウスレイは、テイクダウンを奪う。だが、マヌーフはスキを見て立ち上がる。差し合いのまま、お互いにヒザ蹴りを打ち合う。離れたマヌーフは、右アッパー、フックと力強い打撃を放っていく。立ち技だと分が悪いと思ったのか、クラウスレイはタックル狙い。マヌーフは、右ボディ、右フックと打撃を次々と出していく。打撃をもらいつつ、倒れて寝技へ誘うクラウスレイ。ここから、この展開ばかりが目立つようになる。マヌーフは、フェイントをかけながらパンチでKOを狙う。打たれたくないクラウスレイは、後ろに倒れる。さすがにこの攻防が続くと、レフェリーは消極的だと判断し、クラウスレイにイエローカードの減点1。

 それでもクラウスレイは、少しパンチを出すとすぐに後ろに下がり、倒れ込む。シビレを切らしたマヌーフは、パウンドで強引にパンチを落としていく。何度もこの展開が続き、マヌーフがパウンドを見舞ったところで、レフェリーが試合をストップ。マヌーフのTKO勝ちが告げられた。■


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コメント
メルヴィン・マヌーフのコメント
「試合内容には満足していません。自分としてはエキサイティングな試合がしたかったのですが、相手が寝てしまい攻め切れませんでした。また、事前の急な対戦相手変更の影響で、実力を出し切れませんでした。次、こういったことがなければ良い試合をお見せできると思います。試合は二人の選手の努力によって、盛り上がるものですから。(拳のダメージは?)少し痛いまま試合に臨んだのですが、空振りしたパンチを床に当ててしまって、今はアイシングしています。(短い間隔で総合、スタンドの試合をこなしているが)ハードですが、両方トレーニングはこなしています。自分の中では別だと考えていて、これからも両方でやりたいです。(最大のライバルは)誰が来るか分からないですからね。もっと練習して、強くなって、観客を沸かせたいです」■
 
クラウスレイ・グレイシーのコメント
「準備期間が2日しかなかったため、準備不足でスタミナが切れて、良い試合ができませんでした。今度はしっかり準備をして、恥ずかしくない試合をしたいです。スタミナ切れによって、スローダウンしてしまって攻撃をかわせませんでした。ちゃんと練習していれば負けることはなかったのですが、試合をしたことに後悔はしていないです。学んだことはありますね」■
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