第2試合◎スーパーファイト
HERO'Sルール/5分2R延長1R
1R1分50秒、腕ひしぎ十字固め

所英男

(日本/リバーサルジム)
vs ×
金子賢

(日本/フリー)

試合内容

 前田日明スーパーバイザーが、「芸能界を完全に引退してアマチュアから試合をしろ」と発言し、試合の行方が気になっている所英男VS金子賢。所は、「負けたら引退の覚悟で試合をする」と宣言。この試合が総合格闘技2試合目となる金子は、寝技を桜庭和志、打撃を魔裟斗に習うエリート教育。この環境を「羨ましい」と語った所が、雑草魂をどこまで見せるのか、そして芸能界の仕事を休止してまでリングへ上がる金子が、どんな試合をするのか注目の一戦のゴングが鳴らされた。

 1R、桜庭をセコンドに引き連れてリングインした金子は、ゴングと同時に所へ向かって突進。いきなり右フックを振り回す。これをダッキングでかわした所は、タックルへ。そのままテイクダウン。サイドポジションと流れるように動いていく。金子は、必死にガードポジションへ戻そうとするが、所は腕十字固めを仕掛ける。だが、これは腕が抜けて不発に終わる。仕切り直しとなった所は、サイドポジションはキープ。ヒジを頬骨の辺りでゴリゴリとこすったあと、マウントポジションを奪う。金子は抱きついてディフェンスしようとするが、所はパンチを落としていくと再び腕十字へ。これで完全に金子の腕は伸び、所が一本勝ち。さすがに所が、格闘家の意地をみせた。■


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コメント
tokoro 所英男のコメント
「(早く試合を決めようと思っていましたか)チャンスがあれば決めていこうと思っていました。最初に相手が距離を詰めてくるのは想定していたんで、うまくかわそうと考えていました。力が強かったです。(腕十字がはずれたシーンがありましたが)あせってしまったんです。心と身体がバラバラだったんですが、あれを抜けられて落ち着きました。抜けてからが自分のペースになりましたね。(プレッシャーはありましたか)勝たなきゃいけない、というのは。でも、今闘っている宇野選手に比べれば大したことないです。(金子選手とは何か話は)ありがとうございました、と言いに行きました。相手もそう言ってくれましたね。(前田日明SVからは何と)勝てました、と言ったら、当たり前やんけ、と。(年末に向けては)これからです。来年もいい一年にしたいですね。トップ戦線からだいぶ後退しているので。昨日の会見でミドル級の4人の後ろにいて、さびしく感じましたからね。(金子選手はこれから格闘家として通用しますか)僕もいっぱいいっぱいで分からないですけど、すごいスピードで成長していると思います。(マウントで顔面を殴ろうとは思わなかったのですか)殴ろうと思えば殴れたんですけど、腕が出ていたので極められるかな、と思ったのでそっちに行きましたね。自然と身体が動きました。(ダメージは)前田さんに押されて、首が痛いです(笑)」■
 
金子賢のコメント
「(試合を終えての感想は)悔しいですし、不完全燃焼です。全然、力が出せませんでした。それも経験不足ですね。敗因は実力の不足です。(相手の印象は)寝技がうまいですね。腕は伸ばされただけなので、アイシングをしています。(作戦としては)プレッシャーをかけて打撃で行こうと思っていたんですけど、タックルで潰されましたね。(前田SVとは何を話したのですか)指導してもらいました。激励もいただきました。(今後の参戦は)上がりたいと言って上がれる舞台ではないですからね。チャンスを生かそうと努力はしました。上がれたらラッキーですけど、機会がなければしょうがないです。(所選手とは何を話したのですか)来てくれて、お疲れ様でした、と言ってくれました。とてもいい人です。(前回の試合との違いは)今日は落ち着いていましたし、相手もよく見えていました。プレッシャーをかけたら下がってくれたので、このまま行けるかな、と思ったんですけど…うまく行かなかったですね。(桜庭選手からは何と)自分から攻めたのはよかった、こんなときもあるよ、と言われました。(今後の課題は)全てです。アマチュア大会への参戦もないとは言えません。経験を積みたいですね」■
kaneko
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