第4試合◎ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝戦 HERO'Sルール/5分2R延長1R |
2R判定3-0
※20-19、20-18、20-19 |
○
宇野薫
(日本/和術慧舟會東京本部)
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vs |
×
アイヴァン・メンジバー
(カナダ/トリスタージム)
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前回のミドル級王者の山本“KID”徳郁がレスリングでオリンピックを目指すために、しばらく欠場が決定。須藤元気はケガで欠場と、主要選手が不在のなか、ミドル級トーナメントで日本人ただ一人、生き残ったのが宇野薫だった。宇野はブラックマンバのヒザ蹴りでダウンを奪われながらも、逆転の一本勝ち。総合格闘技のパイオニアとしての実力を証明した。ミドル級トーナメント準決勝で宇野と闘うアイヴァン・メンジバーは、所英男と関節技を取り合い、寝技のスペシャリストとしての能力を発揮した。どちらの寝技が強いのか、決勝進出をかけて二人が向かい合った。
1R、宇野は右ローキック、左ミドルキック、左ローキックと立て続けて打撃をヒットさせる。右フック、左ストレート、インローとリズムよく攻めていく。とくに左ミドルキックが有効で、何度もメンジバーのボディへ食い込んだ。メンジバーも左右のフックを返し、ときおりバックブローで攻める。だが、宇野のミドルキックで明らかに下がる場面があったのはメンジバー。手数、ヒットポイントの差では宇野が有利か。
2R、このラウンドも打撃のみの攻防が続く。さすがに守ってばかりでは分が悪いと思ったのか、メンジバーの手数も多くなる。左右のフックが宇野の顔面を襲い、右ミドルキックもヒットする。一進一退の攻防。ややメンジバーが押し返していたとき、宇野はメンジバーからマウントポジションを奪う。宇野がバックに回り、これをメンジバーがしのいだところで、試合終了。判定勝負となり、宇野が3−0で勝利を収めた。■
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