第9試合◎スーパーファイト
HERO'Sルール/5分2R延長1R
2R2分47秒、KO

ドン・フライ

(USA/フリー)
vs ×
キム・ミンス

(韓国/リングスコリア)

試合内容

 スーパーファイトでは、名勝負製造機のドン・フライが“韓国の英雄”キム・ミンスと対戦するカードが組まれた。ミンスは、柔道のオリンピック銀メダリスト。フライはレスリング出身の実力者だ。柔道VSレスリングの対決となるが、なんと言ってもテーマは、二人の折れない心。ハートとハートのぶつかり合いが、今回の勝負の見所といっていい。
 1R、まだゴングが鳴る前にお互いがエキサイト。額を付け合い睨んでいたが、フライの唇がミンスの唇に触れてしまう。レフェリーが二人を分けるが、何やら波乱含みの様相を呈していく。だがゴングが鳴ると、意外と冷静に試合が進んでいく。お互いにインローを蹴り合う。ややフライの方が、インローを当てる回数が増えていく。右フックをフライが放つと、ミンスは回ってかわす。なおもフライは、インローを蹴り続けた。組み付いたミンスは、倒してサイドポジションを奪う。鉄槌を落としたところで、フライが立ち上がる。左ストレートを繰り出すミンス。フライは右ストレートを返すが、ロープを掴むことが多くなり、口頭で注意を受けてしまう。再び組み付いたミンスは、テイクダウンを奪い、サイドポジション、マウントポジションへと移行。パウンドを放っていたところで、ラウンド終了のゴングが鳴らされた。

 2R、勢いのあるミンスはインローを蹴っていく。フライの右フックをかわし、なおも左ミドルキック、右ローキックを飛ばす。フライは右フックを打っていくが、ミンスの顔面に届かず。だが、インローのあとに、右フックを連続で繰り出し、これがミンスの即頭部へ直撃。そのままミンスが倒れ、フライが逆転KO勝ちを収めた。■


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コメント
フライ ドン・フライのコメント
「(試合の感想は)ハードファイトだけではなく、パフォーマンスも良くなかった。相手がタフで闘いにくかったよ。(フィニッシュに行くまでの手応えは)私に右フック以外で出来ることは、ローキックを蹴ることだけだった。なぜなら、日本に来て初めて知ったんだが、ヒジの部分の骨が削れていたんだ。その痛みでパンチが出せなかったんだ。アメリカで手術することが決定したよ。(回復は)自分でも分からない。日本に来てから、奥さんからの電話で知ってね。アメリカでの受けた検査の結果さ。最後に一つ、お詫びをしたい。昨日の会見で最近の選手は気持ちが弱い、と言ったんだが、今日ここにいる選手たちは違った。訂正させて欲しい」■
 
キム・ミンスのコメント
ノーコメント■
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