第1試合
HERO'Sルール/5分3R/70kg契約
1R4分12秒、TKO
※レフェリーストップ(グラウンドパンチ)

永田克彦

(日本/新日本プロレス)
vs ×
勝村周一朗

(日本/勝村道場)

試合内容
 超エリートVS超雑草の対決。前者がシドニー五輪レスリング銀メダリストの永田克彦。後者が、ZSTで活躍中の勝村周一朗だ。勝村は、児童養護施設の職員として働き、リアル・タイガーマスクと呼ばれる寝技のテクニシャン。体重は勝村が軽いが、永田の7kgの減量がどこまで試合に響くのかがポイントといえた。

 1R、両腕を回し、左右のフックを打っていく勝村。左、右と次々とパンチを飛ばしていった。永田はこれをガードしつつ、左ローキックを蹴っていく。勝村は、構わず左右のフックを飛ばす。すると永田は、バックキックを返した。この技は、永田が秋山にKOされたテクニック。自ら受けた技を自分のものとしたのだろう。動き回っていた勝村は、右ストレートをもらって倒れる。上に乗る永田。勝村は下から足関節を取りにいくが、抱え上げられて何度も落とされる。

スタンドから再開。左右のフックを打っていく勝村。バックブローを放ち、永田を追い込んでいく。だが、飛びヒザ蹴りを放ったときにバランスを崩し、永田が上に乗る。鉄槌、パウンドを落とされた勝村は、横を向いてしまう。フェレリーがすぐに試合をストップし、勝村の敗北が決まった。■

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コメント
ph 永田克彦のコメント
「練習してきた成果と前回の悔しい気持ちが出せました。(トリッキーな相手でしたが)惑わされて変にもらってしまったこともありました。あきらめずに闘ってよかったです。カウンターの右フックで流れが変わりましたね。2回ともうまくいきました。パートナーに色々な技をしてもらって練習してきたので、飛びヒザにも冷静に対応できました。(総合格闘家の試合になっていました)レスリングだけでは厳しいですから。秋山選手に負けてから、打撃、寝技を練習してきました。技術が身に付きましたね。KOするのは気持ちいいです。最高ですね。今後はミドル級でトップを狙います。(今後は誰と対戦したいですか)トップの選手なら誰でも。まだ成長できます。グラウンドでも間接が甘かったり、できることはまだあります。(兄の裕志選手がセコンドに入りましたが)久しぶりに来てくれたんですけど、近くにいると安心します。ウォームアップから動きが変わってきた、行けるぞ、と言ってもらいました」■
 
勝村周一郎のコメント
「(試合を振り返ってどうですか?)悔しいです。大きな舞台でチャンスをもらったのに…情けないです。(トリッキーな動きで勝負しましたが)正面から行ったら勝てないのは分かっていたので、かく乱しようと思いました。それが思った以上に当たってしまったので、調子に乗ってしまいました。いけると思って正面から打ち合ったのが敗因です。カウンターの右ですね。効きました。(自分の試合はできましたか)どうですかね。あれでよかったと思ってはいます。正面から行ったらなにもできなかったと思いますから。当たったり、腫れたりしたのが分かったんで、寝技に行けませんでしたね。パワーは感じましたけど、バスターをされたときは困っているんだろうな、と思いましたよ」■
ph
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