第6試合
K-1ルール/3分5R
3R0分33秒、KO
※右ストレート

武蔵

(日本/正道会館)
vs ×
ランディ・キム

(韓国/フリー)

試合内容
 砲丸投げで韓国記録を作ったランディ・キムが、ついにK-1へ参戦。そのパワーが、どこまでK-1で通用するのか興味深いところだ。韓国のスーパースターを迎えるのは、日本のエース、武蔵。今年の武蔵は、4連敗と最悪の年になりつつあるが、最後に勝利をものにして、来年へ向けていいスタートを切りたいところだ。
 1R、ランディはワンツー、そして力を込めた右ストレートを放っていく。武蔵は、前蹴りで様子をうかがう。ランディはワンツー、ワンツーで前進していく。武蔵は左ボディ、ミドルキックで反撃。かまわずランディは、なおもフックを飛ばしていく。武蔵はインローで確実にダメージを与えていった。

 2R、ランディの突進は止まらない。ジャブで懐へ入ると、右フックを振り回す。武蔵はガードをして様子をみる。ランディは左右のフックを次々と繰り出していった。アグレッシブに攻めるランディ。動かない武蔵。そして、ようやく武蔵の攻撃が始まった。左ミドルキック、ローキックと容赦のない蹴りがヒットしていく。ランディもパンチを打っていくが、武蔵の蹴りがカウンターで何度もヒットした。

 3R、ランディは変わらずに左右のフックを繰り出す。武蔵はローキックを返す。なおもランディは、フックで前へ出る。この瞬間、武蔵は右ストレートをヒット。ランディは尻餅をつき、ゴングが鳴らされる。衝撃のKOで、武蔵が勝利を飾った。■

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コメント
ph 武蔵のコメント
「(相手のパンチはどうでしたか)右のパンチが強かったです。砲丸投げのナチュラルなパワーがありました。ストレートは驚異的でしたね。スピードが加われば怖い存在になるでしょう。前の試合からあまり経っていないこともありましたし、ちゃんと勝つことを意識しました。今年は色々と模索していました。理想はモハメド・アリスタイルで、それに戻そうとしました。(2006年の最後がKOで締めくくれました)締めくくるよりも来年に繋げていく意味で、いい勝ち方ができたと思います。このままでは勝てないと模索していた実験の年でした。このスタイルに威力を加えるのが2007年の抱負です。日本人からターゲットにされるのもいいですね。僕が出て、底上げになるのならK-1JAPANがあってもいいかな、と思います。ヘビー級の日本人は元気がないんで、僕の首を狙ってくる強気な選手がほしいですね」■
 
ランディ・キムのコメント
「始めての試合が終わってスッキリしています。デビュー戦に向けての準備が終わってスッキリですね。(練習の成果は出せましたか)自分では学んだことを出そうとがんばっていました。でも、未熟な部分も多いと感じましたね。(今後の課題は)初めての練習ではボクシングをやろうと思いました。でも、格闘技は足も使います。ムサシ選手のようにキックも使える選手になりたいですね。(韓国のファンに向けては)デビュー戦を終えて、色々なことを感じました。未熟ですけど、少しでも補っていきたいです。まず一勝して、成長した姿を見せたいです。(フックをもらうまでの過程は)1Rはよかったんですが、ゲームプランが立てられず、落ち着けませんでした。それをムサシ選手に狙われました。疲れましたし、緊張もしました。今後の改善点ですね。(砲丸投げとの違いは)スタミナが重要ですね。次は補った姿を見せたいです」■
ph
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