第9試合
HERO'Sルール/5分3R/70キロ契約
1R1分59秒、腕ひしぎ十字固め

宇野薫

(日本/和術慧舟會東京本部)
vs ×
アリ・イブラヒム

(エジプト/フリー)

試合内容

 昨年のミドル級トーナメント準優勝の宇野薫が、今年こそ世界一になるためにいいスタートを切りたいところだ。だが、対戦相手のアリ・イブラヒムは、あのエジプトの英雄、レスリング五輪金メダリストのカラム・イブラヒムの従兄弟。カラムに総合格闘技を叩き込んでいたこともあり、その実力は折り紙つきだ。しかもアリは、柔道のエジプト代表としてオリンピックに出たことがある。彼もまた、スーパーアスリートとしての血を受け継いでいる。

 1R、リングを大きく回った宇野。アリがタックル。宇野はハーフガードを取り、アリはパウンド攻撃。次々とパンチが落とされるなか、宇野は冷静に対処しつつガードポジションを奪う。そして腕十字を仕掛けると、アリの腕が完全に伸びてしまう。すぐにアリはタップ。宇野が一本勝ちを奪った。

 マイクを握った宇野は、「名古屋の皆さん、今日は。これからもHERO’Sを応援してください。ありがとうございました」と挨拶して会場を盛り上げた。■


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コメント
gergey 宇野薫のコメント
「(会心の勝利)結果的に会心でしたけど、反省点はあります。それはナイショです(笑)。次までに直さないといけないですね。最初は寝技でパンチを喰らって、やられちゃったなと思いましたけど、すぐに次どうしようって切り替えました。落ち着いて試合ができました。最初は緊張したのかな? 気合が入りすぎたのかも知れません。硬くなっていました。(いいスタート?)1本勝ちで勝てて、いいスタートが切れました。まだまだ反省点がいっぱいありますけどね。(憧れの選手たちのなかで会心の勝利)憧れの選手のみなさんのなかで、褒められる試合をしないといけないなと思います。光栄です。(相手の印象)力が強かったです。昨日より体がデカクなっていてビックリしました。入場のときに、腕と胸板が異様に厚かったんで。聞いたら、やっぱり結構、戻っていたみたいです」■
 
アリ・イブラヒムのコメント
「(初めての日本)今回、日本で試合ができて本当に嬉しいです。ファンも盛り上がっていたし、演出も素晴らしいと思いました。(宇野の印象)試合に関しては2週間前にオファーを受けて、いつもはニューメキシコのジャクソンズジムでトレーニングをしているんですけど、ニューヨークでトレーニングをしてきました。いつもと違う場所のトレーニングでしたし、6週間前にあばらを故障したんです。ウノはスピード、テクニックのある選手でした。腕を狙われて、試合のなかでうまくはずそうとしたんですけど、抜けなかったんです。ああいう形で終わって残念です。次回、チャンスがあればスピード、パワーも3倍の状態を見せられます。リマッチができれば嬉しいです。(体重がかなり戻った?)7kg近く戻りました」■
gergey
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