第9試合◎スーパーファイト HERO'Sルール/5分3R/63キロ契約 |
3R判定0-3
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○
山本“KID”徳郁
(日本/KILLER BEE)
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vs |
×
ビビアーノ・フェルナンデス
(ブラジル/グレイシー・バッハ)
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KIDがHERO'Sに帰ってきた!! ブラジリアン柔術の強豪ビビアーノ・フェルナンデスと激突する。先に入場はKID。気合い満々の表情を浮かべ、Tシャツには“KING IS BACK”の文字が。ビビアーノはヒクソンばりの白いフードガウン姿で登場。
1R、いきなりローを繰り出すKIDにビビアーノは薄ら笑いを浮かべる。そしてビビアーノがローキックを放ってきたところでKIDが両足タックルからのテイクダウンに成功。だが下からすぐさま腕を取りにいくビビアーノ。柔術世界王者ならではのムーブ。軽量級ならではのスピーディーな展開にいやがおうでも緊張感が高まる。スタンドの攻防。執拗に倒しにいくビビアーノ。ビビアーノはKIDの懐に飛び込んでテイクダウンを奪うとすぐさま腕十字の態勢に! KIDの腕が完全に伸びるが、KIDは体を反転させてこれを脱出。逆にKIDが上からパンチを振り下ろしていく。ロープ際のためリング中央で試合再開。ここでどの態勢で再開するかで両者、レフェリー陣の間で一悶着。苦笑いを浮かべるKID。結局スタンドでの再開に。ビビアーノが飛びついてからの引き込みでグラウンドへ持ち込む。KIDはパンチで呼応するが、ビビアーノは下から踵をKIDの体にこつこつと当てていく。寝技を嫌ったKIDは立ち上がり、猪木-アリ状態に。残り時間1分。KIDの左右のローがビビアーノの足にヒット。ここで1R終了のゴング。
2R、寝技に持ち込みたいビビアーノはスピーディーなタックルでテイクダウンに成功! そのままコーナー際でKIDが上になるが、下から左腕を取り腕十字を狙うビビアーノ。これを嫌がったKIDは立ち上がり、スタンドで試合再開。スタミナが切れてきた両者。ここでまた飛びつき三角を狙うビビアーノだが、これは失敗。左ストレートを放つKID。両者手数が少なめになってきた。スタンドではKIDがやや有利か。だがKIDもビビアーノの飛びつきを警戒してか、一定の距離を保ちながらの攻防に終始する。残り時間1分。またしても飛びつきからのテイクダウンに成功したビビアーノ。ここでも上の態勢になったKIDだが、有効なパンチを決めることなく2R終了のゴング。
3R、疲れのみえる両者。寝技に持ち込みたいビビアーノとスタンドでの勝負を望むKIDの思惑が交錯し、両者相手の出方を見合う展開に。KIDの右ローでビビアーノの足が流れ始める。組み付きにいったビビアーノ。そのままコーナーで差し合いの状態が続く。ここでKIDのパンチでビビアーノの右まぶたがカットしたためタイムストップ。ダメージなく試合再開。KIDの右ローがヒット。疲労困憊の両者。しばし見合う状態で手数がほとんど出ず。最後の力を振り絞って飛びつきでテイクダウンを奪うビビアーノ。ここでパンチを数発放つKIDだが、ビビアーノはすぐ立ち上がり、スタンドで再開。ここで試合終了のゴングが鳴った。判定は3-0でKIDの勝利。
マイクを持ったKIDは「豪快なKOじゃなくて、判定ですいません。でもちょっと寝技にも自信がついたんで、つぎは寝技でもパウンドできるようにがんばります。ありがとうございました」と苦笑いを浮かべた。
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