第2試合
HERO'Sルール/5分3R/73キロ契約

3R3分09秒、腕ひしぎ十字固め

×
クォン・アソル

(韓国/木浦プライド)
vs
中村大介

(日本/U-FILE CAMP)

試合内容

スピリットMCの刺客、クォン・アソルとU-FILE CAMPの中村大介の一戦。中村はこれがHERO'Sデビュー戦で、セコンドには師匠・田村潔司の姿も見える。アソルの登場時には会場大歓声。中村は黒いレガースとタイツを着用している。
第1ラウンド、両者ともに相手をテイクダウンさせようとする素振りも見せず、距離をはかりながらパンチ、キックを繰り出しスタンドでの攻防に没頭する。だがお互いにクリーンヒットはなし。打撃のテクニックは両者互角か。アソルの右ロー、左フックが当たり始め、中村は後退。追いかけてきたアソルに中村は飛びつき腕十字を狙うが、これは失敗。だが両者はすぐさま立ち上がりふたたびスタンドの攻防に。しかしアソルの優勢は変わらず、左右のフックでぐらつき後退する中村はまたしても飛びつき腕十字にトライするが、アソルは冷静に対処しまたもや失敗。アソル優位のまま第1ラウンド終了。
第2ラウンド、前のラウンド同様スタンドでの攻防を演じる両者。1ラウンドを優勢に進めたアソルにも疲れの色が見える。中村のパンチでアソルが鼻から出血をしてタイムストップとなるが、問題なく試合再開。アソルの左フックが当たり後退する中村。さらにアソルの左インロー、右フックが中村をとらえる。中村も細かいパンチをコツコツと決めていく。ここでアソルの鼻血が止まらないため、ふたたびタイムストップがかかるがすぐさま再開。疲れが見える両者、大振りが目立つ。コーナーを背にした中村にアソルは助走をつけての右ヒザを決める。これでグラッときた中村に会場は大歓声。だが、中村もコツコツをパンチを入れ続け、アソルの顔面で鼻血で真っ赤に染めていく。
第3ラウンド、アソルの右ロー、中村の左ストレートがヒットする。アソルが左バックブローを繰り出すも、これは空を切る。中村の左フックが当たり始める。アソルはここにきてスタミナが切れてきた様子。中村のパンチが徐々にアソルの顔面をとらえていく。鼻血が止まらないアソルにまたしてもドクターチェックが入る。出血の量がおびただしいがドクターはなんとか試合再開を指示。再開後、なぜか不用意にアソルがタックルに入ったところを上からあっさり潰した中村は、あっという間にアソルの右腕を腕十字にとらえる。完全に腕が伸びきり、アソルはすぐさまタップ。中村が劇的な一本勝ちをおさめた。


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コメント
中村大介のコメント
──試合の感想は?
中村 今日は打撃で行こうと思ってました。相手もパンチの選手と聞いていたんで、初めて見る人でも分かるような試合をしたいと思っていたんですけど、詰め切れなかったですね。そこは反省です。
──寝技に持ち込めば仕留められる自信はありましたか?
中村 はい。寝技はできないと聞いていたんで、変な話、行こうと思えば行けたと思うんですけど、パンチで勝ちたかったんです。
──序盤は押され気味に見えましたが?
中村 気持ち的には、スタンドも負けていなかったと思う。相手は鼻のダメージもあったと思いますし。HERO'Sには70キロの良い選手がいっぱいいるので、レベルを上げて、チャンスをもらえるように頑張りたいです。
クォン・アソルのコメント
──試合の感想から教えてください。
アソル 相手がうまかった。私はまだまだ。もっと頑張らなくてはいけないと思った。
──鼻の負傷は?
アソル 鼻が腫れるのは毎回のことなので大丈夫。他に怪我もないです。
──試合の準備については?
アソル 準備期間が短かった。スタミナも補わなければいけないなと思ったよ。
──中村選手の印象は?
アソル グラウンドはうまいけど、スタンドは下手な選手だと思っていた。しかし、それは逆だったよ。
 
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